トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

2020-01-22から1日間の記事一覧

この人も百年後にはいない

最近、友人、知人、同世代の有名人などがぽつぽつと亡くなり始めた。 一緒に遊んでいた友人の死は、なにか不思議な気がする。 『銀河鉄道の夜』のジョバンニとカムパネルラのように、「僕たちずっと一緒に行こうねえ」と言っていても、隣の座席から忽然と姿…

セクハラ、老いハラ ハラスメント二題

①モーニングショーで、司会者や他の出演者が若い女性アナウンサーをおだてがち。 プロのアナウンサーではなくて、「お客様」扱いなのだ。 どうでもいい質問をわざわざ振って、その答えに感じ入る。(もちろん答えも面白くもなんともない) 職場内でやるのは…

『虹暈』チンギス紀 北方謙三  集英社

まだ何冊もある、と思うと幸せで自分を抱きしめたくなる。 面白いし、一行一行を楽しめる。 テムジンだけでなく、当時のモンゴル及び周辺の諸将、民、商人などが鮮やかに蠢動していて心躍る。主人公=善、その敵=悪 というような心萎える図式ではない。 こ…

『神去なあなあ日常』 三浦しをん

私の期待を裏切らない鉄板作家のひとり、三浦しをんさんの小説。 奈良との県境近い三重県の山奥の村に強制的に送り込まれた主人公平野勇気の最初の一年が描かれている。 主人公の成長の物語であることはもちろんなのだが、山仕事の厳しさ、醍醐味が生き生き…