トマト丸 北へ!

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笑うな!

先週の土曜日の「激レアさんを連れて来た」は、エグザイルの小林直己さんだった。

「けっして笑わない」ことで自分をアピールし、成功への階段を駆け上った話が面白かった。

才能ある精鋭ぞろいのエグザイルの中で、彼は自己を確立できず悩んでいたそうだ。

ほんとに、上へ行けば行ったでそれなりの悩みが出てくるのだと感心する。

集合写真を一枚見ただけでも、全員すごくかっこいい。その中で抜け出ようと思ったら、ほんとに大変だろうなと思う。

彼は杉良太郎さんに惚れて彼の指導を受けるようになり、そのアドバイスで「笑わない男」になったそうだ。

それまでの映像を見ると、明るく笑うことを心掛けていたように見える。今のままではだめだと思ったとき、彼は別の方法を試してみることにしたのだ。

最初は周囲の理解も得られず大変だったらしい。始めは努力が必要だったが、いつしか笑わないことが自然で心地よいものになってきたと言う。

現在過去を振り返ったとき、「どこか無理をしていた」と感じるそうだ。「笑わない」ことは慣れないために苦労だっただけで、彼の本性に似合ったやり方だったのだと思う。

この話は、深い示唆を含んでいる気がする。

「笑うから楽しくなるのだ」という。それが当てはまる人もいるかも知れないが、そうでない人もいると思う。

とにかく、とりあえず「有難う」と言ったり、ニコニコ笑いかけたり、それらがいい結果を生まない人もいるのだ。その人にとって自然でないことだと、却ってぎこちなくなってしまう。タレントなら自然に笑えるのだろうが、それが自分自身にとって「違うこと」である場合は、すっとしないものが胸の底に溜まってくるのだと思う。

「自分にとって違うこと」は、人のエネルギーを奪うんだ。

そんなことを考えた。