歩いて行ける距離に谷津干潟がある。引っ越すときに楽しみにしていたことの一つだ。
実際に歩いてみると、20分程度で到着。思ったより近いという実感だ。手前に谷津バラ園もあり、ついで満開の薔薇を楽しんだ。
薔薇って、やっぱり薔薇で、一つ一つ見て回ると心が浮き立つようだ。露を含んだ白薔薇、黒みがかった真紅の薔薇、朝日を受けて輝くオレンジの薔薇。特に気に入ったのは、花霞。ピンクの濃淡が美しい一重の薔薇だ。
私達(私と名犬まる)が見て回る間も古くなった花を剪定したり、スタッフの方達は手入れに余念がない。小さい庭の一本の薔薇でさえ手入れが大変なのに、この園の薔薇全部を美しく咲かせ続けるなんて、感動ものだ。
そして谷津干潟。緑の回廊のような遊歩道がぐるりと周りを囲んでいて散歩には最高の場所だった。一周3.5キロほど。途中に野鳥観察センターがあり、入館には若干の料金がかかるが、お茶を飲んで休んだりもできるようだ。
で、感じたのが、「鳥が少ない」ということ。
もう鴨たちが飛来している筈なのに、群れは見かけない。鴨も、大小の鷺たちも、鴫も、数えるほどしかいないのだ。うちの近くの池の方がまだまとまった数いるような気がする。
帰宅して検索してみると、「去年はあれほどいた鴨が数羽しかいない」という記事を見かけたが、それは2018年のものだった。その時から鴨は戻っていないのか。どうしたことなのだろうか。