トマト丸 北へ!

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『35歳の少女』第8話 11月28日放送 日本テレビ系

 

これを書こうと思って参考にしようと「real sound」というサイトを見たら、内容といい、まとめ方といい、ほんとうにちゃんとしてて、全文引用したいくらいだった。私、こんな文章を書きたかったんだ。

同じことをまずい文章で書いても仕方ないので、そこに書いてなかったことを書こう。

まず、結人くんこと坂口健太郎の笑窪が可愛くてセクシー。私のいちばん好きなタイプの顔、表情を持つ役者さんなのだけれど、この回、初めて笑窪に気付いた。

男の人の表情で好きなのが、何かの感情を抑え込んで、頬がぴくっと動くところ。感情をダダ洩れさせないで自分の中で納めるときの表情に魅かれる。

この人の笑窪は、それ以上の素敵さ。無意識なのかわざとなのかは分からないけれど、素敵過ぎて苦しいほど。

男の人の笑窪に魅かれるなんて、初めてだ。

次にこのドラマの今後についての妄想。

今回の最後の部分で、望美が灰色のユーチューバーになってしまったことに絶望した多恵は望美と無理心中しようとして窓(内側の方へ)から落ち、意識不明になる。

それを見ていて思ったのが、この物語は全て望美の母の長く切ない夢なんじゃないかということだ。

望美の看病で昏睡状態から目覚めた多恵があたりを見回すと望美はいない。探し当てた望美は以前の病室で昏々と眠っている。多恵は、全ての出来事が望美の目覚めを願った自分の見た夢だったと気づく。そうなるんじゃないだろうか。

そう考えると、このドラマの矛盾や謎が一気にほどけるのだ。

だって、どんなに完璧に看病しても、25年間も眠っていた少女が健康な状態で目覚めるのはおかしい。足だって、ほそーくなってて使い物にならないはず。

だから、これは……。

分からないけれど、これからどんな展開になるか、わくわくするし、どうなるにしても期待が裏切られないことは確実だと思う。

つまりこのドラマは、極上のミステリーでもあるということ。

結末へ向けて、結人くんの笑窪と共に目が離せない。