トマト丸 北へ!

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『スクールポリス』 1月12日火曜日 午後9時 

まず、藤原竜也が好き。

かっこいいだけでなく、得体の知れないエネルギーを感じる。NHKの『精霊の守り人』の王役に彼の真骨頂が表れていた。神として生まれつき、自らもそう信じる王、しかし悲しいほど人間でもある存在だ。憎まれ役と言っていいと思うのだが、藤原竜也が演じているがゆえに、目が離せない存在となっていた。彼が演じるということが、ほとんどすべてなのだ。

このスクールポリスもすごく評判が良いみたいだが、当然だ。自宅のテレビで毎週彼が観れるなんて、「もったいない」とすら思う。

次にダークヒーローのカッコよさがある。

ドラマの中の教育長(だったかな)のセリフに「人におもねらない奴こそ信用できる」というのがあったが、他人によく思われようとしてではなく自分の信念に基づいて行動する人間はすてきだ。過激であればあるほど、その魅力が際立つのだ。

第三にカタルシス

非行中学生が懲らしめられるすっきり感。学校の窓などを割ったり、教師に殴りかかったりしても中学生だからと大目に見なくてはいけないという理不尽をぶった切る。そのことによって結果的にその子供を守ることにもつながるのだということを抜きにしても、悪い行為を悪いとしないでどうする、と。

「守ってやるが容赦はしない」という徹底的に上から目線のサイドタイトルも、いい。

今後の展開がすごく楽しみな番組が始まった。