トマト丸 北へ!

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佐藤伝著『魔法の習慣』から「サラっと声かけ」を取り入れた

佐藤伝著『魔法の習慣』から「サラっと声かけ」を生活に取り入れた。

この本に書かれているのだが、相手の反応を気にしたらだめだ。何も考えず、自分のルーティンとして軽く声をかけるのが良いそうだ。これを読んでとても気がラクになった。馴れ馴れしいと思われないだろうか、こんなばあさんに声を掛けられて嫌ではないだろうかとためらい、挨拶できたとしても口の中でもごもご言ってしまう。相手が返事をしないと落ち込む。でも、そんなことを気にして内にこもらなくていいのだ。

「そよ風のようにサラリ、ヒラリと声をかける」とどこかにあった。別にいちいち人生を語る深い話までしなくていいのだ。出会って、ちょっと良い気を交換できればいいし、返事が返って来なくても明るさや暖かさがあれば伝わるかも知れない。

この本の優れている点は、人にプレッシャーをかけない点だ。なんか、やる気になる。

「サラっと声かけ」以外にも以下の項目を生活に取り入れることにした。

①自分のキャッチコピーを持つ 私はこんな人と胸を張って言えるほどのことは何もないが、今までのように自分がどんな人間か隠し続けても仕方ない、逆に隠すほどのことでもないという気がしてきた。ブログのプロフィール欄に書こうと思う。特徴は「本と映画と書くことが好き」「ソロ活の達人」「ノマドワーカー志願中」「気持ちと精神年齢は13歳」。苦手なことは「団体行動」。

地球にくっついて力をもらう 傷ついたときは人によって癒されるものかもしれないが、自然も癒してくれる。この本に書かれているのは、じかに触れることの大切さ。木に触る、はだしで砂浜や野原を歩くなど。私が考えたのはその他に、温泉に入る、犬や猫をマッサージする。人も自然だから人をハグするのもアリかな。今はやたらに赤ちゃんに触ったりできないけれど。

志を持つ 佐藤さんの言う「志」は、金持ちになるとか栄達のことではなく「人の幸せのために成し遂げたい構想のこと」だそうだ。この一文、かっこいいし、信用できる人だと感じさせる。「夢」は自分のためだけれど、「志」は他者を想定している。夢と志が一致するのが理想かな。私は今の自分の現状では恥ずかしくて言えないけれど、でも密かに「志を持とう」と決めた。何か、やる。たとえば道でよその犬のウンチを拾うというようなことでも。

「いい気」の場所に移動する 一つの場所にじっとしている必要はない。お気に入りの場所、自然の緑が見える気分のいい場所をいくつかキープしておくといいそうだ。好きな散歩道、蕎麦屋はいくつかあるけれど、私にはそういう場所はまだない。至急さがそうと思う。そこでノマドワーカーしたい。

友だちを8人つくる 正方形に9つの升目を作って真ん中が自分。まわりの8個の枠に親しくなれそうな人の名前を書く。これは恋人を作る方法の第一段階として書かれていたのだけれど、私の場合恋人でなく親友と言うことになるだろう。しかし8つの升目を埋めようとしてひとりの名前も浮かばないのに気付いた。あまりにも世間が狭いし、心も狭い私。でも、できれば近くに住んでいる親友が欲しいものだ。まず「軽い声掛け」で親友候補を見つけなければならない。まあ、これは「出来たら」でいいと思う。嫌われ者の私にはハードルが高いと悟った。

瞑想 いつでもどこでもシュッと坐って目を閉じよう。「3分間」と書いてあったので、これなら出来そうだ。いつかテレビドラマで検事役の名取裕子さんが「私座禅が趣味なんです」と食堂の片隅にさっと坐ったのがカッコよかったな。見た目はばあさんでも気分は名取裕子で行こう。

「甘いもの」と「いい水」を持ち歩く これは別々の項目で挙げられていたのだが、いつも持ち歩くリュックの中身として採用することにした。水は体を作るものだし、絶えず補給が必要だ。「ハンドバッグや車には大金を出せるのに、自分の身体の約7割を構成している水に投資できないようでは」という一文に賛同。筆者は「上等なチョコレート」をデートのお供として推奨しておられたが、疲れた時や気分転換が必要なとき、ちょっと甘いものがあれば便利だろう。連れがあれば、「話題のひとつになる」と書かれている。デートはしないけれど、役に立つこともあるかもしれない。

まだまだあるのだが、あまりたくさんでは覚えることも出来ないから8つにまとめた。

『魔法の習慣』佐藤伝 Gakken