トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

今日本は非常事態なの? そうではないの?

分からないことばかりだ。

オリンピックのための医療チームの募集、「今医療体制がひっ迫しているのに無理」という意見があるかと思えば、ボランティアの医師に280人もの応募がある。どういうことなのか。

大阪で看護師が足りないというので他県から、確か数名の看護師さんたちが派遣されたニュースがあった気がする。医師は足りているのか? 足りていないのなら、オリンピックボランティアに応募した医師の人たち、なぜ大阪に行ってあげないの? 普通に考えると、そうなる。

コロナに発症して入院を希望していたのに入院できず自宅で死亡した人がいるというニュース。素人考えだとこれは大変なことだと思うのだが、政治家や専門家の方からすればたいしたことないのだろうか。私はもし自分の家族がそういう羽目になったらと思うと恐怖を感じるのだけれど、騒ぐ方がおかしいという言い方をする人もいる。この落差はどうなのだろうか。

日本の現状にしても、世界から見ると感染者はとても少ないのだから(「さざ波」と言った方も)オリンピック開催ぜんぜんOKだよという人もいる。ではお店やイベントの自粛はなんのためなのか? 通院のとき見かける都内への車の流れが極端に少なくなっているのはどういうわけなのか。これでは経済が衰退するのではないかと心配だけれど、大丈夫なのか。

他の国と比べれば少ないとか、日本だけ感染者ゼロに出来るわけがないと言ってる人がいるが、日本より感染者が少ない国もあるし、収束に向かっている国もある。他の国と比べて感染者が少ないなら、よけいに「もっとゼロに近くする」努力が必要だし可能なのではないかと思うが、それは仕方ないのだろうか。

水際対策がうまく行かない理由、ワクチン接種が遅れている理由、PCRなどの検査が進まない理由の説明はいろいろなされており、政府が悪い、厚生省が悪い、法整備が出来てないとか言われているが、ほんとうなのか?

普通に考えると厚生省の人だって、コロナの流行を抑えたいと思うのではないかという気がするけれど、彼らは特別なのだろうか? 政府だってぜったい一生懸命やってるはずだと思う。またなぜその「法整備」が行われないのか。憲法論議も大切なのは分かるが、コロナのための法整備よりそっちが優先されたのはなぜなのだろうか。

オールジャパンで臨めばオリンピックは成功すると言う人、オリンピックをやらない理由ではなくオリンピックが出来る方法を考えようと言っていた人がいたが、コロナの対策こそオールジャパンで取り組み、「出来ない理由ではなく出来る方法」を考えるべきじゃないのかと思うけれど、それは出来ないのだろうか?

今、今までの日常と違う外出や会食を極端に抑えた生活を送っているのだけれど、べつに非常事態じゃないよ、ということなのだろうか。オリンピックやってぜんぜん大丈夫なのだろうか? あるいは少しは犠牲が出てもやらなきゃしょうがないよ、メリットの方が大きいよ、オリンピック反対は感情論だよ、というのが正論なのだろうか。必死に招致して開催を勝ち取り約束したのだから、もうやるしかないのだろうか。

ワイドショーがコロナに対する不安をあおっていると言ってる人もいるが、そうなのだろうか?

誰のどの言葉を信じればいいのか分からないので、それがまず不安だ。私は専門家でも知識人でもない、いわばミーハー代表で、世間の多くの人の意見や気持ちに近いのではないかと思っている。みんな私と同じように、コロナに対する不安より「誰かが嘘を言っているのではないか」「信用できる発信者が誰なのか分からない」という不安の方が大きいのではないだろうか。

私はコロナのことがなくてもオリンピック、あんまり興味が無い。だからかも知れないが、正直に言ってしらけている。オリンピックの感動の押し売りにも内心辟易としているのだ。そんなことより好きな蕎麦屋に行ったり温泉に行ったりしたい。家族には仕事帰りに一杯やってくつろいでもらいたい。好きな店につぶれないでほしい。映画や観劇も楽しみたい。たまには趣味の会にも行きたい。世界中にワクチンの集団免疫ができるまで、みんな一緒に生き延びたい。こんな私は少数派なのだろうか?