トマト丸 北へ!

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老人は固まらない方がいいーサ高住より普通のマンション

今住んでいるマンションで、エレベーターに乗るのが楽しみ。新型コロナの流行のために会話はあっても最小限だし、出来るだけ離れて立つ、なるべく少ない人数で乗る、などの制限はあるが、それでも若い人たちや幼い子供を見かけてうれしい。

小さな男の子が幼い指で、私が外へ出るまでの間ドアを開にしておいてくれたり、する。若いお母さんがベビーカー押して乗ってくる。お父さんに手を引かれて保育園へ行く幼児、つんと澄ました女子高生、大きなランドセルを背負った小学生、スーツ姿のシュッとした女性、仕事盛りという感じのビジネスマン。みんなみんな可愛く、愛おしく感じる。

これが全員老人だったら、嫌だなと思う。以前の住まいは戸建てだったが、町内の住民たちが高齢化していたし、若い人がいても近づく機会などなかった。マンションだと個人的な付き合いはなくても距離が近い。社会の空気が感じられる。「多様性」も日常生活に必要なものの1つだ。

ドライブの途中海沿いの絶景を望む高齢者用マンションを見かけることがあるが、いくら景色が良くても、ちょっとした買い物、映画、書店、美術館などに気軽に行ける自由や他の世代の人たちとのふれあいがない場所は嫌だ。

人それぞれ住まいを選ぶポイントは違うと思うが、今わたしはここに住めてすごく楽しい。出来るだけ長く、健康でここに住みたい。いつかは来る自立できない日は刻々と近づいているのだろうが、そうなったらそうなった時のこと。今を出来るだけ楽しもうと思う。