トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

『人は誰でも作家になれる』を読んでブログを始めて良かったと思った

 

 

へたった時、ぬるぬるしてる時、溶けたコールタールの道を歩いているような気分の時、私は中谷さんの本を読む。とても親切で明るい内容の本ばかりで、気分が上がるからだ。今回も、自分のために、好きなことを、好きなように書く、と決めた私にプリっと元気をつけてくれた。

この本を読んで私の中で決めたこと。

①最初の一冊を今年中に出す。(自費出版か、手作りで)

②5年で100本書き上げる。(短いものでOKとする。俳句は別)

③あらすじより、文法より、書く気分を大事にする。短くても、とにかく一気にエンドマークまで書き上げる。

④書き直すのが仕事。声に出して読む、言いたいことを1つに絞る、見えるように書く、の3つを心がける。(これは俳句も同じだと思った。今までほとんどの俳句が思いつきの段階で終わっていた。これからは俳句も、よく揉んで行こう。)

⑤1行でも書く。そして次に書くまでの時間を24時間以上開けない。

「作家とは貧乏してもやりたい人の道楽」だと書かれていた。「儲からない」と(特に私は)いう覚悟が必要。私の場合、ハウスキーピングが生業、書くことが道楽ということになるのだろう。これから生業がちょっと大変になってくるかもしれないが、だからこそ、書くことにすがって生きていくのだと思う。

でも、年を取って、まだ生きていて、良かった。やっとだめな自分と向き合い、受け入れることが出来るようになったのだ。書くことが捨てられないなら、それにすがって生きていくのもアリだ。才能もないのに臆面もなく書くことが恥ずかしかったが、捨てられないならそれを拠り所にして何が悪いのだろう。年を取って面の皮が厚くなってきたのかもしれないが、ブログを書いているうちにこういう気持ちが自然と湧いてきたのだ。良かったかも。