p23 「見つける」こと
筆者が10代の終わりにサンフランシスコのフリーマーケットで出会ったヘンリーは、「誰も見向きもしないようなガラクタに、新しい価値を見出す才能に長けていた」。彼は言った。「僕の仕事は、自分の目と感覚だけを信じ、誰とも競うことのない宝探しをすること」
こういう生き方にすごくあこがれる。「まだ誰も気づいていない美しさや魅力を見つけること。みんなが見ていないところから、すてきなものを見つけること。」そういうものを1つでも自分で見つけたい。自分の感覚と感動する力を頼りに、宝探しを楽しんで生きることができたらと思う。
p44 予定を決めない
筆者の「旅」もすごく魅力的だ。一人旅であること、一人きりの時間をいつもと同じように過ごすこと、行きつけの店を作ること。こういう旅がしたい。
思うに私は団体旅行には向かない。楽しくもない。そして団体なのに自分の時間を作ろうとして嫌われる。それなのに団体旅行になじもうとして苦しみぬいて来てしまった。誰も悪くない。団体に加わろうとしたことが間違っていたのだ。
p118 「おもてなし」とは、自分自身によるしあわせに対する積極的な生き方の表れそのもの
ガツンと胸に響く。このことを忘れないでいよう。自分が幸せでいて、その幸せを他人と共有することが「おもてなし」なのだ。そうできるような生き方。
p136 やめずに、休憩を
「まわりがどんなに自分を追い抜いていこうと気にせず休憩。あせらずあわてない」
「絶対大丈夫と あきらめない」
一息ついて、リラックス。そしてすぐに歩き出すのではなく、静かにしていて心の中に自然と浮かんでくること、それこそが行き詰った先へ行くための手がかりだと書かれている。
つつかれ、追い立てられ、焦らされることの多い世の中。自分のための人生なら、あせらず慌てず、諦めないでマイペースで行こうと思う。