p3 すべては「マイブーム」から始まる
この「マイブーム」というのは、「まだ区分けされていないものに目をつけて、ひとひねりして、新しい名前をつけて、いろいろ仕掛けて、世の中に届けること」
私たちが使っていた「今のマイブームは○○」というような、今自分が凝っていることという意味とは違う。また、この「マイブーム」ということばもみうらさんが仕掛けたことばで、それまでは無かった造語なのだ。
「自分が『これは面白い!」と思ったものについて発信していく」「流行るかどうかをただ待つのではなく、こちらから仕掛けていこう」というもの。
そのための戦略が「一人電通」。電通がやってることを全部ひとりでやっちゃおうと。「クリエイティブだけでなく戦略も営業もすべて一人で行う」
これはすごく参考になった。もちろん同じことを試みるつもりはないが、楽しそう!!! また、みうらさんですらこれほどエネルギーを注いでいるのだから私がちょこっと何かしてみてなんとかなると思ってた若かりしころは、ほんとに甘かったんだな。
人を巻き込むためには「自分ありき」ではなく「自分をなくす」ほど我を忘れて夢中になって取り組んでみることだとみうらさんは書いておられる。
「趣味は突き詰めなければ意味がありません」「好きだから、くらいでは困るのです」という記述にも目からウロコだった。
目からウロコとなっても今からどうする、ということだが、でもこの本にはこれからの(残りの)人生を私が楽しく過ごすヒントが詰まっていると思う。それは三浦少年的生き方だ。少年時代のみうらさんが1人でシコシコと何かやってる姿を想像するととても可愛いし素敵だと思う。
三浦少年のように「一人編集長」や「自分塾」「一人アニメ会社」をやってみたい。
誰かと一緒でなくても、好きなことをひとりで始めていいのだ。今まで誰かに何かを証明したり、誰かに認められなければだめだとひとりで委縮していたけれど、そんなこと必要ない。夏休みの子供に戻ったつもりで過ごしていいのだと思う。もうこの年だし。ぜいたくは出来ないが食べていく心配はないので、少女トマト丸に戻っていいのだ。
めっちゃ楽しい時間で毎日が埋まりそうな予感がする。というか、このブログもその一環と言えるかも。