トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

斎藤一人『我慢しない生き方』の3つのポイント

 

 ①「楽しいことをやろう」でエネルギをためる

  好きなことをすればエネルギーのレベルが上がる。これは実感している。逆に言うと、嫌なことを我慢しているとエネルギーのレベルが下がってくる。乳がんで亡くなられたジャーナリストの千葉敦子さんが、「人はエネルギーのレベルが高い人と低い人の2種類に分けることが可能」だと書かれていたが、好きなことに集中している人と嫌なことを我慢している人というふうにも言えると思う。

私は、好きなことをしちゃいけないと刷り込まれてきたように感じている。嫌なことを無理してやるのが「がんばる」ことなのだと。

 私の楽しいこと ⑴書くこと全般 ⑵読書 ⑶小さな手仕事 ⑷映画を観る

 まだまだいろいろある。でも、⑴⑵以外はこのごろ低調だ。今それがわかった。

②「やりたいことをやっていいの。誰にもえんりょはいらないんです」

 「引きこもりの子供がいても、親の介護をしていても」とある。胸に沁みた。

 ある意味、きびしい言葉でもある。おかれている状況を言い訳にしないということだ。好きなことを、やるべき。何があっても。

③「もし、あなたの心が傷つくようなことをされたら、相手に伝えることが必要。友達に相談しても、たとえ私に相談しても、相手に伝わらなければ問題は改善できません」

 はなゑさんの偉いところは、「相手かまわず言う」ところだ。立場がどうであっても言うべきことは言う。この姿勢が潔いし、相手に伝わる所なのだろうと思う。

 ふつう、相手を見て物を言う。この人なら多少は言ってもいいかな、とか。そして相手の顔色を見たりするのが、私である。その思いが相手をイラっとさせてしまうのかもしれない。

 ただ、「さわやかに」「かわいく」は、なかなかむつかしい。ふだんちゃんと思ったことが言えていれば、そもそも悩まない。率直に言うだけでも困難を感じるのだ。何か言うというだけでテンパってしまうのだ。

 だから私の場合、当分はかわいく言えなくていいとしよう。何か言えたというだけで良いとする。巧拙は問わないことにしよう。

 うまく言えなくても、自分で自分のために立ち上がったことに(私の場合は)意味があるのだ。それだけでも、次へのエネルギーになると思う。

 ひとりさん、はなゑさんの本を久々に読んで元気が出た。明るい気持になれる本だ。