めっちゃ腹が立った。
散歩から帰宅して「腰が痛い」と訴えているのに、夫は「うどんが食いたい」。
テレビでうどん店の食べ歩きをやっていたのだ。
もう一度「腰が痛いのよね」。
夫「しかし今から食いに出るのはめんどうだよな」。
キレた。
「腰が痛いから、ご飯の支度できません。適当に食べて」
そこではじめて「どうしたんだ?」
「はじめに」より
P11 1 人は、伝えてもらわないとわからない。
2 ただ伝えるだけでは伝わりにくい。うまく伝えないと伝わらない。そして、
伝え方には技術がある。
3 言葉だけでなく「態度」「表情」も伝わるための大きな要素。
この本には、「誰にでも身につく36の伝わるための法則」が具体的にわかりやすく述べられている。
3ポイント
①シャイな人は自分の性格を切り離して別人格になって伝えると良い。
②「伝わる」は技術である。
この本には、①の「別人格になって伝える」を含めて16の技術が紹介されてい
る。比較、フリオチ、「ファクトとメンタルの法則」など、面白く読めて参考にな
る。
③「そもそも人は人のことがわからない」(P215)
わかってもらうのは難しいこと。そこから始める。どうしても空回りしてしまう
ときは「あきらめる」ことも必要である。
この本を読んで自分が変わった
自分は伝えようという努力が足りなかったかも、と反省した。足りないというより、
はなから伝えようとしていなかったのかもしれない。
自分の希望を述べてそれが叶えられる、叶えられないとしても少なくとも理解されるという経験が皆無に近かったからだ。はなから諦めてしまっていたかも。それでも我慢できず小さく自分だけに聞こえる言葉を発する。無視される。諦める。そんな悪循環。
念仏のように口の中で唱えるだけでは、何度繰り返しても伝わることはない。冒頭の夫との会話は、会話ではなくお互いにひとり言を言ってただけだったのだ。
技術というより、私の場合、まず「伝えよう」と意識することだと思った。