トマト丸 北へ!

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志鳥栄八郎の『私のレコード・ライブラリー』を読む 3.ヘンデル「王宮の花火の音楽」

背景

1749年ロンドンのグリーン・パークで演奏されたそうだ。

8年間に及ぶ戦争が終わり沈滞した国民の心を高揚させるために国王ジョージ二世が企画した花火と音楽の催しのために作曲されたもの。

 

大人気

人々はこの曲を聴くために殺到し、ロンドン市内の交通が途絶した。

 

感想

荘厳で華やかな出だしに、心躍る旋律が続く。

ヘンデル、大人気だったんだな。18世紀のロンドンの人たちは人気ミュージシャンのライブに殺到する若者たちと同じだったのだ。