トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

『君が思うより人生は短い』(千田琢哉 あさ出版)で時間の大切さをダメ押しで認識した

君が思うより人生は短い [ 千田琢哉 ]価格: 1485 円楽天で詳細を見る 前に同じような表題の千田琢哉を読んだが、良さげなものはとことん摂取する方針なので、この本も熟読した。この本もとても心に響いた。 「一年後」「一週間後」「一日後」「一時間後」「…

『角川 俳句 令和7年6月号』を読む

日本の鳥たち <90> 撮影・解説 大橋弘一(野鳥写真家) 小洞燕 ショウドウツバメ 分類 スズメ目ツバメ科ショウドウツバメ属 日本での繁殖地は北海道に限られているそうだ。 「不規則な飛び方をするため撮影はなかなか難しい」とあるが、羽根を広げて飛ぶ写真…

『家事か地獄か』を読んだ。老後の人生(今だけど)に光が見えた。

家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択 [ 稲垣えみ子 ]価格: 1650 円楽天で詳細を見る 「人生100年時代のまさかの出口戦略」 平均寿命がどんどん伸びていくこの時代は、うれしい反面恐怖の時代でもある。 少しでも元気で長生きしようと各自が…

『捨てられた妻に新しい夫ができました』(ラワーレコミックス)の衝撃の題材「妻競売」

捨てられた妻に新しい夫ができました(1) (ラワーレコミックス+) [ Alice ]価格: 1045 円楽天で詳細を見る 1~8巻までのうち4巻までキンドルアンリミテッドで読めた。残り4冊は購入。 夫に虐待されていたクロエはとうとう「妻競売」で売られることに…

斉藤一人・柴村恵美子『人は死んでも生き続ける』を読んで納得

斎藤一人 人は死んでも生き続ける [ 斎藤 一人 ]価格: 1650 円楽天で詳細を見る 三つのポイント ①「いのち」は死なないで循環していく 「今ここ」は、来世の人生とつながっている。これを知っていると、いろいろな場面で安心できる。 ②今、楽しければ、楽し…

「一幕見」デビュー 七月大歌舞伎 鬼平犯科帳<序幕>

一幕見、というのを経験してみた。 とても良かった。 前日から席の予約が出来るので、前日思い立てばネットで席を取って見に行ける。当日ふらっともいいけど、やはり席が決まっていると安心だ。 三階席なので舞台全体を俯瞰で見ることができるし、なんか、通…

『ひとりならそれでいいじゃない』(曽野綾子 ポプラ社)を読む

久々に紙の本を読んだ。 地図を買いに入った本屋で目についてすぐに手に取った。 曽野綾子さん、敬愛する、ちょっと怖い人。私からすれば高潔すぎて近寄り難い。潔さがまったく無い自分が悲しくなって、好きなエッセイなのに読み返せない、そんな作家だ。彼…

千田琢哉著『いつだってマンガが人生の教科書だった』を読んだ

漫画の名セリフ集というのを読んだことがあるが、この本は解説ではなく「千田琢哉」が読み取った内容が語られており、元本を知らなくてもおもしろい。 読んだことのある本については、こういう見方があるんだと目を開かれる。 56 『鉄腕アトム』手塚治虫 ア…

これはおもしろい! COMIC『目が覚めたら投獄された悪女だった』

目が覚めたら投獄された悪女だった@COMIC 第1巻 (コロナ・コミックス) [ 橘 歩空 ]価格: 704 円楽天で詳細を見る このところキンドルアンリミテッドのノベルにハマっている。寝る前の読み物に最適。 肩が凝らず、楽しく読めて後味も良い。ほとんどの作品…

斉藤一人『自分を生きる極意』を読むー「慈愛」の前に「自愛」だと思った

この世界を動かす鍵は自分が持っている 「一度見つけたら二度と不幸にはなれない、そのカギを見つける方法」が書かれている。 ポイントは、 人に愛されたければ、自分がまず理想的な愛をださなきゃいけない これは、自分の方から愛するとか人に尽くすという…

『NHK俳句6月号』を読む

〇NHK全国俳句大会の入選作品が載っていた。 響いた2句 玄関を出れば俳人秋高し 山本ふぢな (西村和子選) 光にも羽生え初むる五月かな 大堀柔 (堀田季何選) 「光にも」の句は五月のまぶしい陽射し、その柔らかさと輝きを感じさせて、好きな句だ。「羽生…

谷津干潟 ちいさい人とのお出かけに

谷津干潟自然観察センター(千葉県習志野市) ラムサール条約で有名な谷津干潟にある。 春先に小さい子を連れて訪れた。 展示も見やすく、スタッフの方が説明してくださる。 五歳の子には五歳が喜ぶように、高齢者にはそれなりにきちんと説明があり、楽しめ…

『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』(千田琢哉著)を読んで目が覚めた私

言い訳 私のブログ、そんなに読者が多くないので大丈夫だとは思うが、「何回目が覚めるんだ?」「覚醒の頻度高過ぎないか?」と不審に思っている人もいるかもしれない。 でも私と言う人間は一度覚醒して行動が変容しても、長続きしない人なのだ。すぐに元に…

千葉リソルの森 グランピング初体験 森の中の小さな村で過ごす

大人3人と幼児1名、一泊二食つきで147,430円。 小さい子がいるのでテントでなくバス・トイレ付きのコテージを選んだ。 清潔で快適。二部屋に分かれていてそれぞれにバス・トイレが付いている。これは落ち着ける。 片方の部屋のベランダにBBQスペースと大き…

葉野ミツルさんの朗読ワークショップに参加してみた

よみうり文化センターで行われた葉野ミツルさんの朗読ワークショップに参加した。 一回だけのビジターでも参加できる催しだ。教材は芥川龍之介『蜘蛛の糸』 流れは、 1.講師自己紹介 2.参加者の自己紹介 3.全体の流れの説明 4.講師の『蜘蛛の糸』朗…

「自分では変えられないものだから○○について私は一切悩まない」と決めたこと

ネットでサンドラ・ヘフェリンさん(ミュンヘン出身)の文章を読んでインスパイアされた。 「人間、どんな時でも『生きる楽しさ』を優先していいんだ」 「人生にとって一番大事なことは? やりたい!と思っていることを今実行すること」 「人の健康、命は永…

江戸アルキ 小伝馬町再訪

国産梅専門店 「梅マ本舗」で購入したもの 有吉の正直散歩で見たところ 「とまと梅」を今一日一個食べている。食べやすい。 サンマルクカフェでココアを飲む トッピングが豪華だ。うんと甘くて安らぐ。 そば七 再訪 天丼セット 海老天うまし! 蕎麦も量がち…

梨のスパークリングワインとピクルス

千葉のエキナカ「一献」で。 この店はおひとり様でも快適な店。 スタッフの方たちがスマートかつ親切。

斉藤一人『だんだんよくなる 未来は明るい』を実践してみたら確かに効果が!

この本で得た私の気づき ①うまくいかないのは「軽さ」が足りないから 結果が出ないのは、自分を追い込み過ぎているから。軽さが、足りないから。 花が咲かないのは、心が重いから。 ②やるべきは、努力や反省ではない。 肩の力を抜いて心を軽くする。 未来を…

相撲観戦デビュー 令和7年5月場所大相撲 4日目 相撲は祝祭だった!

いつもテレビ画面で見ていたの、こうなっていたんだな! ここでもうテンションMAX。 豪華なお弁当。とても美味しかった 歴代横綱の写真。大鵬、柏戸、なつかしい! 一階の相撲博物館前の展示。この姿は江戸時代から変わらないそう 一時くらいまではわりと空…

「悩みが消える『勇気』の心理学」を読んで<自分を無条件に信頼すること>の重要性に気づいた

悩みが消える「勇気」の心理学 アドラー超入門 [ 永藤 かおる ]価格: 1430 円楽天で詳細を見る この本を読んだわけ=私は人間関係がうまくいかない 私は人間関係負けっぱなしだ。 幼稚園の砂場からずっとうまくいかない。 男の子に交じって遊んでいたブランコ…

『後悔するならご勝手に~あなたが選んだ聖女様とどうぞお幸せに』単行本版より デイジーの名言(結末にふれています)

後悔するならご勝手に(1) あなたの選んだ聖女様とどうぞお幸せに (秋水デジタルコミックス YLシリーズ) [ 井村なるみ ]価格: 825 円楽天で詳細を見る 漫画; 井村なるみ 原作; 桜井ゆきな 登場人物とあらすじ; アスター侯爵のひとり娘デイジーは、第一…

江戸アルキ 小伝馬町

テレビの「アド街ック天国」で小伝馬町をやってて、そういえばあのあたり行ったことないなと、久しぶりに江戸歩きを思い立った。 江戸はどこにも残っていない。でも時代小説の中でも江戸物が好きだし、歌舞伎が好き。夢と知りつつ古地図を片手に歩いてみる。…

「エイジズム」について考えた  その親切を断る権利はないのか

高齢者ということで手を差し伸べられることに高齢者が反発することを非難する向きがある。 高齢者=弱者とみなして様々な場面で手を差し伸べる人がいる。「それは優しさの表れだからいいことじゃないか、素直に喜べよ、感謝しろよ」という意見が多いのだろう…

1月 歌舞伎 市川團十郎四役早替り宙乗り相勤め申し候

新橋演舞場で初春大歌舞伎仮名手本三升裏表忠臣蔵 先月の観劇。 いつも思うけれど、歌舞伎って、ほんとに観客を喜ばしてくれる。演出がいちいち刺さる。役者に見とれさせてくれる。殊に早替わりがすごかった。 初めて昼夜通しで見たが、あっという間に時間が…

志鳥栄八郎の『私のレコード・ライブラリー』を読む 7.ビゼー歌劇「カルメン」

原作はメリメ。 ビゼーが歌劇にしたことで原作もヒットしたそうだ。すこし内容も変えられているということだ。 心をかき立てられる旋律。懐かしくもある調べ。子ども時代に与えられた名曲全集のレコードの中でもチゴイネルワイゼンと並んで好きな曲だった。…

斉藤一人『龍のように生きる』を読み返す 「笑っちゃうほどおもしろいことをする」ってこと

【中古】 斎藤一人 龍のように生きる 行動した人から無敵の人生に変わる/斎藤一人(著者),みっちゃん先生(著者)価格: 605 円楽天で詳細を見る 何度も読んでいる本。 特に心に刻んでいること ①大切なのはまず自分を愛すること 「自分への愛が満タンになれば後…

モンゴメリの「エミリー」三部作を読み直し、モンゴメリについて考えた

「エミリー」三部作 ルーシー・モンゴメリ 作 ブラウンキャット 訳 『ニュー・ムーンのエミリー』 『エミリーの飛躍』 『エミリーの聖杯』 これがモンゴメリの「エミリー三部作」だ。 新潮文庫からも出ている。 可愛いエミリー (新潮文庫 モー4-13 新潮文庫…

志鳥栄八郎の『私のレコード・ライブラリー』を読む 6.ドリーブ バレエ音楽「コッペリア」

初演は1870年5月25日、パリのオペラ座。 実はオペラ座で歌劇を観たことがある。演目など何も覚えていないが、すばらしい劇場だったことと、幕間に飲み物でもとのぞいたバーのような場所のきらびやかさが印象に残った。 劇だけでなくそこに見に来ていた人々が…

田中一村展 東京都美術館 生命を燃やす絵だと思った

JR上野駅公園口を出ると、上野の森はもう秋の色。 東京都美術館エントランス。上野動物園の隣。 描いた絵の量に圧倒された。神童と呼ばれた才能の持ち主だったが、長い間公募に入選できず、苦しい時代があった。絵にも、画家の生き方にも、強い感銘を受けた…