トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

斉藤一人『龍のように生きる』を読み返す 「笑っちゃうほどおもしろいことをする」ってこと

何度も読んでいる本。

特に心に刻んでいること

①大切なのはまず自分を愛すること

 「自分への愛が満タンになれば後はあふれ出すだけ」。

 「本当に相手の望む愛が出せるかどうかは、やはり自分が自分を愛せているかどう

  か」にかかっている。この下りはほんとうによくわかる。自分への愛が足りていな

  い人の愛は往々にして見当はずれだ。かえって相手を苦しめることもある。まず、

  自分が自分を満たし、明るく幸せでいることがだいじなのだと思う。

  また、やたらと人とぶつかったり、嫌な奴に遭遇してしまうときは、自分への愛が

  足りていないのかもしれない。自分がまず自分を愛する。好きなことをする、自分

  で自分をほめる、ごほうびをあげる、おいしいものを食べる、などなどあらゆる方

  法で自分への愛を満タンにしておくほうがいい。小手先の気遣いはうまく機能しな

  いことが多い。傷だらけで笑顔も歪んでいるときに他人にやさしくしてもうまくい

  かないだろう。それでもやさしくしちゃうっていうのもちょっと素敵な気がするけ

  れど、それはほんとにやさしい人の場合だと思う。

  私によくある、嫌なことを延々と芋づる式に思い出してしまうというのも、自分

  への愛が足りていないせいかも。

  子どもを愛するにも、「まず親が好きなことをして人生を楽しむ」ことだとある。

  親が楽しそうにしているのがいい。

②そのままで大丈夫

  この正月の『新暴れん坊将軍』、おもしろかった。最後のほうで吉宗が長男の

  家重に「おまえはおまえのままでいい」と言うところ、ちょっとうるうるして

  しまった。私も松平健に「君は君のままでいい」と言ってもらえたら! 

  (西畑大吾の家重、とても素敵だった。演技もうまい。右手が利かない家重の

   立ち回り、しびれる。)

  「もう十分がんばっているのだから、後は龍神様に任せる」気持ちがだいじ。

  「このことがダイヤモンドに変わります」と三回言うといいそうだ。

  ほんとうに「ねばならぬ」「こんなことではだめだ」とか自分を叱咤激励して

  がんばってもあまりうまくはいかない。自分OKで行く。お任せで行く。

③いろいろあるかもしれないけれど、ぜったいになんとかなる。

 この地球は「行動の星」だと、よくひとりさんは書いておられる。その意味は、

 「自分を認めることで自然にエネルギーがわいてきて体が動き、道が拓ける」と

 いうことだそうだ。「自然に」がポイントだと思う。

 エネルギーが枯渇しているのに焦って自分に鞭打って疲れ果てる(私の今までの

 ライフスタイル)のはほんとに良くない。

④あまり悩まずに「笑っちゃうほどおもしろくてたまらないことをする。うまかろうが

 下手であろうが、プレーすることを楽しむ」

 エリカさん(『ニューヨークの女性の強く美しく生きる方法』の著者)の本にあった

 話だが、彼女の友達はへたくそでもお菓子を焼いて堂々と配ったりするそう。日本人

 だったらよほど自信が無い限り人にあげたりしないし、そんなことをしたら陰で何を

 云われるかわからない。でもそういうの、素敵だと私は思った。

 最近はまっている風野真知雄さんの「南町奉行」シリーズに出てきた俳句好きのばあ

 さん、一日に百句、一年で一万句作ることにしている。ほとんどが駄句になってしま

 うのだが、百句作るにはそんなこと気にしていられないらしい。

 このおばあさんも好きだ。

 そもそも「上手に出来なければしない」「人に抜きんでなくては意味が無い」という

 考え方は貧乏くさい。「好きだから」「なんとなくやりたくなって」でいいのでは

 ないだろうか。

 

どのページにも取り入れたいことが満載されているが、特に入って来たことを書きだしてみた。まとめてみると心がパッと明るくなった。自分の好きな文章を書き写したり、

まとめてみたりするのが私は楽しくて仕方がない。