トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ガンガン書きたいわたしの最高の相棒シャープペンシルは GRAPHGEAR 1000 Pentel

ぺんてる シャープペンシル グラフギア1000 0.3/0.4/0.5/0.7/0.9 PG1013/1014/1015/1017/1019 5本組み ぺんてる Amazon 活字中毒で本をいつも側に置いている私。書く方も中毒で筆記用具を携帯してないと情緒不安定になってしまう。文庫本、付箋、小さいノー…

『とり残されて』宮部みゆき

とり残されて (文春文庫) 作者:宮部 みゆき 文藝春秋 Amazon 北上次郎の「解説」がとても良かった。宮部みゆきの本って、私の好きな人がよく解説を書いている。すごい豪華メンバーの解説ばかりなのだ。 北上次郎は7つある作品のうち最後の「たった一人」を…

『ステップファザー・ステップ』で宮部みゆきに夢中継続中

ステップファザー・ステップ 新装版 (講談社文庫) 作者:宮部 みゆき 講談社 Amazon 両親がそろって、それぞれ別の相手と駆け落ちしてしまった双子の 直と哲。 これって、でも子供にとっては楽しみな境遇かも知れない。中学生になれば親なんかもうそれほど必…

ドラマ『コールドゲーム』最終回 「なんとしても生き抜こう」に共感

小松江里子オリジナル脚本の「コールドゲーム」が終わり、「なんとしても生き抜こう」というメッセージが心に強く残った。めっちゃおもしろかったな。 隕石の衝突により地球に氷河期が訪れた。-45度の世界。ドラマの舞台は第七支部と呼ばれる小学校。そこ…

宮部みゆき『幻色江戸ごよみ』 くっきりと青い江戸の空が見えた

幻色江戸ごよみ (新潮文庫) 作者:みゆき, 宮部 新潮社 Amazon 江戸を舞台にした12の短編が集められている。いずれも市井の片隅に生きるつましい庶民の物語だ。 これを読んで、人は皆「死にたくない、生きたい」と願っているのだと思った。生き延びるために…

『スナーク狩り』宮部みゆき著の範子は稀代の悪人

スナーク狩り (光文社文庫プレミアム) 作者:宮部 みゆき 光文社 Amazon 題名に魅かれてずっと読みたいと思って楽しみにしていた作品。おもしろくておもしろくてグングン読み進む。解説の池上さんが書かれていたけれど、ほんとに映像がまざまざと浮かんでくる…

東京オリンピック2020開会式の感想

新型コロナ感染症の世界的流行とその状況下でのオリンピック開催という歴史的なトピックの、自分も一人の証人だということで、感想を書き留めておこうと思う。 まず観るつもりはなかったのに連れ合いがテレビをつけていたので所どころではあるがリアルタイム…

『最低で最高の本屋』松浦弥太郎著を読む

最低で最高の本屋 (集英社文庫) 作者:松浦 弥太郎 集英社 Amazon 松浦弥太郎さんの本は、定期的に読みたくなる。けっこうきびしいことが書いてあるので避けたい本でもあるけれど時々自分の気持を引き締めたくなると買って読む。どれにするか決め手は目次。目…

ニフティフォーラムの思い出など

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 数十年前初めてパソコンを買ったとき、ドキドキものだった。いくら下調べをしても何が何だかわからない。すごく、怖かった。 何か月も迷っている私を見かねて中学生だった子どもが「始めてみなけりゃ…

「精霊の守り人」第一回「女用心棒バルサ」のカッコよさにしびれる

綾瀬はるかが大好きなのです。 彼女の出演作の中でイチ押しなのが、この「精霊の守り人」のヒロインであるバルサだ。殺陣のカッコよさ、愁いを帯びた表情、愛しさあふれる笑み。凄惨な戦いの人生を歩んでいるにも関わらず、父とジグロに愛されて育ったことに…

小山田さん問題の経過を見ていると「業界人」が怖くなる

太田光さんの「弁明」をヤフーニュースで読んだ。 ああいう酷い記事が表に出たこと、それに対して当時批判の声も上がらなかったという社会状況も考えなくてはという説明だと思う。私が思ったのとは違っていた。 理屈はわかるけれど、それなら、その社会状況…

若武者「尾上右近」さんの「林先生の初耳学」インタビュー、良かった!

日曜日の「林先生の初耳学」での尾上右近さんのインタビュー、良かった。 こんなにまっすぐにまじめなんだと心打たれた。 五人の恩人とのかかわりを軸にたどってきた道のりを振り返る。それぞれがスターでありながら彼を大切に育ててきた人たち。歌舞伎界っ…

映画「最高の人生のはじめ方」ー邦題以外はお気に入り

最高の人生のはじめ方 [DVD] モーガン・フリーマン Amazon 「最高の人生~」ではじまる映画がほかにもあるので、ちょっと、と思ってしまう。 原題は、“the magic of belle isle” これって、「島の美女の魔法」? シャーロットのこと? い…

ハイドロキノンのチューブ一本使い切った

ハイロキノンアバンタイムトーンショットクリーム 5月14日に使い始めて、ほぼ2カ月で使い切った。 紫外線が良くないというので、使用は夜の洗顔後のみ。どこかで蛍光灯の光にも紫外線が含まれると聞いたし、朝目覚める前に太陽の光を浴びてしまうわけだ…

16日金曜夜「松本人志の酒のつまみになる話」よかった

好きな曲の好きなフレーズの話。 松本さんは、中島みゆきの「ファイト!」を挙げていて、私も好きなのでうれし。 「ファイト! 闘う君の歌を 闘わない奴らが笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながら上ってゆけ」。時々心の中にこの歌が流れる。鼻…

思い出の寿司屋と現在お寿司よりガリが好きなこと

今週のお題「寿司」 大好きなお寿司。子どものころ実家では「ばら寿司」か「巻き寿司」がお寿司だった。 今でも「ばら寿司」が大好きだ。「五目ちらしの素」などを愛用している。 ミツカン 五目ちらし 230g×5個 ミツカン Amazon 握りずしを初めて食べたのは…

うるささにイラ立つときは対象を自然現象だと思おう

待合室 待合室にいるとき、周囲が限度を越えて騒がしいと不愉快になる。第一に移動できない。順番が来て呼ばれたときそこにいないといけないのが待合室だ。また私はたいてい本を読むので、あまり騒がしいと集中できなくなる。 気持を本に集中しようとするが…

『探偵倶楽部』ーー東野圭吾はやっぱり鉄板

探偵倶楽部 (角川文庫) 作者:東野 圭吾 KADOKAWA Amazon ほんとに東野圭吾は鉄板。 まず楽しめる。すごくわかりやすい、状況とか人物像とか、難なく頭に入ってくる。作家なら当たり前と言う人もいるかもしれないが、これがなかなか。わざとなのかと疑うくら…

「駒込カフェ」で真夏の午後をゆったりと

駒込カフェ エルダーフラワーのソーダ水とサンドイッチ このソーダ水がめっちゃ美味しかった! 甘みがほど良い。もうまったく透き通ったおいしさ。 動坂を本郷通のほうへ上って行くと左側にある。ある日のお散歩でぽくぽく歩いてたどり着いた。窓辺のカウン…

アンデルセン公園は超リーズナブルな別世界でした

アンデルセン公園 広々とした芝生あり、子供の広場あり、森の中のようなすてきな散歩道あり。 入ってすぐ蝉の声が聞こえてきた。エントランスの小道を歩きながら、違う世界に入っていくんだと感じる。 その広大さと美しさはやはり、たぶん世界有数のものなの…

『ラクしてうまくいく生き方』ひろゆき著から取り入れたいこと九つ

ラクしてうまくいく生き方 自分を最優先にしながらちゃんと結果を出す100のコツ (きずな出版) 作者:ひろゆき PHP研究所 Amazon ①妥協しちゃいましょう 「なんでもかんでも論破すりゃいいってもんじゃありません」ということ。 相手をやっつけてもその場だけ…

西加奈子『おまじない』の「孫係」はナイスアイディア

おまじない (ちくま文庫) 作者:西 加奈子 筑摩書房 Amazon 8つの短編が収められている。どれも心にかりかりと引っ掛かり、適度な快感のある作品。西加奈子さんの小説って、いい。 たぶん同じ感想を抱く人が多いと思うが、「孫係」がいちばん好き。 すみれの…

『世界でバカにされる日本人』を読んで身につまされた

世界でバカにされる日本人 - 今すぐ知っておきたい本当のこと - (ワニブックスPLUS新書) 作者:谷本 真由美 ワニブックス Amazon 要するにもう日本はすでに先進国でもなければメジャーな国でもないということだ。なんか、句会における自分の立ち位置と似てる…

『あんじゅう』三島屋変調百物語事続の感想②ーおちかはわがまま

おちかはわがままだと思う。 ほんとにいったい何が不足なのか。不幸はあったかも知れないけれど、本人は自分が原因で二人も男が非業の最後を遂げたことに責任を感じているとしても、誰も彼女を責めてはいない。それどころか皆同情し、手厚いもてなしと愛とや…

『あんじゅう』三島屋変調百物語事続を読んで

あんじゅう 三島屋変調百物語事続 (角川文庫) 作者:宮部 みゆき KADOKAWA Amazon 「藪から千本」に出てくる「本家の姑」が嫌。何がしたいのか、わからない。 信心深い人物で双子を忌む気持ちから、双子の孫娘の片方はけっして本家に入れてはならないと遺言。…

映画「約束のネバーランド」ーエマの人物像が超キュート

約束のネバーランドBlu-ray スペシャル・エディション(3枚組) 浜辺美波 Amazon 監督 平川雄一朗 脚本 後藤法子 エマ 浜辺美波 レイ 城桧吏 ノーマン 板垣季光人 クローネ 渡辺直美 イザベラ(ママ) 北川景子 人間と鬼が住み分けを決めたとき、鬼の世界に取…

『マンガみたいにすらすら読める哲学入門』ーテンポよく読める楽しい哲学入門

マンガみたいにすらすら読める哲学入門 (だいわ文庫 B 344-1) 作者:蔭山 克秀 大和書房 Amazon これは面白い! 著者は予備校の講師だということだけれど、講義を聞きに行きたいくらいだ。 いちばん印象に残ったのは、キリスト教の愛「アガペー」についての説…

映画『ノマドランド』 誇りをもって一人で生きるファーンに感動した

ノマドランド ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray] フランシス・マクドーマンド Amazon ジェシカ・ブルーダー原作の『ノマド』の映画化。 監督 クロエ・ジャオ ファーン フランシス・マクドーマンド ディブ デビッド・ストラザーン リンダ リンダ・メイ スワンキ…

『ノマド』 家を捨てて路上に出るという究極の選択を描く素晴らしいドキュメンタリー

ノマド 漂流する高齢労働者たち 作者:ジェシカ ブルーダー 春秋社 Amazon アカデミー賞を受賞した「ノマドランド」の原作。心を揺さぶられた三つのポイント。 ①合衆国における「ノマド」という存在に驚いた。 USAでは、「かつての中流階級が不可能な選択を迫…

所さんの犬の話ー飼い主が幸せなのが犬の幸せ

テレビで老犬や老いたペットなどの介護の話をやっていた。老犬の介護をしてくれる施設も増えているという。確か、日本全国で200か所くらいあると言われていたと記憶している。 うちも老々老犬介護で、私に何かあったら家人はともかく病気持ちの老犬がどう…