トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

2020-01-01から1年間の記事一覧

鬼滅の刃 見て来た 合わなかった

興行収入がすごいと知って、そんなにみんなが見る映画ってどんなのだろうと。 始まってすぐとから出たくなったけれど、ちょっとは見ようと我慢。 そのうちトイレに行きたくなってしまった。始まる前にトイレに行ったのだけれど、 その後ビールを飲んだのが敗…

『35歳の少女』最終回

エンドロールに「36歳の少女」とタイトルが出た。 望美はまだ「少女」だってこと。 これは、私たちの心に棲む永遠の少女(少年)の物語だ。 登場人物それぞれが自分の本当にやりたかったことを見つけ、前へ進み始める。 これってやっぱりおとぎ話だ。シン…

『35歳の少女』 12月5日 第9話

私の予測はまったく外れて、ドラマは王道を行っている。 当たり前かな。 もちろん前のめり見てしまうドラマであることに変わりはない。 望美、愛美、パパも、ママが倒れたことにより自分の気持ちを素直に表出できるようになった。 一粒の麦、地に落ち…… キラ…

ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山

ひとり山ひとり温泉ひとり酒 ほんとにかっこいい本。そして楽しい。 数年前、東海道の歩き継ぎの旅をした。その時々で人数は違ったけれど、中心になる人は一人で、その人が推進役であり、リーダーである。 どうなったかと言うと、そのリーダー役の人とけんか…

『小公子』 バーネット 松原至大訳 角川文庫

小公子 時々無性に読みたくなる本。いつから持ってるのか覚えのない手ずれのした文庫本である。 この本に書かれているのは、「親切な心」の勝利だと思う。 牧師さんが伯爵を訪ねて初めてフォントルロイに会った時、少年は親しみと敬意を込めて手を差し出した…

『35歳の少女』第8話 11月28日放送 日本テレビ系

これを書こうと思って参考にしようと「real sound」というサイトを見たら、内容といい、まとめ方といい、ほんとうにちゃんとしてて、全文引用したいくらいだった。私、こんな文章を書きたかったんだ。 同じことをまずい文章で書いても仕方ないので…

キーコーヒー モカブレンド

キーコーヒー モカブレンド 株主優待のキーコーヒーが届いた。 株主用の焙煎というだけあって、どれも深い香りでおいしいのだが、私が一番に開けるのは、もちろんモカブレンド。 朝の澄んだ大気のような香り、甘いほろ苦さ、微かな酸味。マイルドな口当たり…

さらに、やめてみた わたなべぽん 幻冬舎

やめてみた 私、とっくにやめてるものが多い。サンダル、アイロン、化粧ポーチ、等々。 ぽんさんの素朴なイラストと文章で表現されると、それがなんか、うれしい。 人柄で、この人の場合、「止める」は何かを否定することではなく、自分にふさわしいやり方に…

三才坊 海鮮タンメン

三才坊 海鮮タンメン 津田沼駅南口サンペディック内の中華料理店三才坊。 ここの海鮮タンメンが好物だ。 ふつーの海鮮タンメンだけれど、適度な弾力のある白っぽい麺にスープがからんで、うまい。 そのスープがあっさりとしていながらコクがあり、やさしい滋…

「ワイルドサイドをほっつき歩け』 ブレイディみかこ 筑摩書房

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のブレイディみかこさんの著書。 おばさんたちはすごいけれど、おっさんたちもがんばってるよ、という本だ。 考えてみると私達はヨーロッパ、特にイギリス、フランス、ドイツについて幻想というか、憧れとい…

北海道珈琲店森彦 森彦の時間 マイルドブレンド 中煎り

すっきりとした爽やかな味わいのコーヒー。 朝のいつもの習慣でミルクをたっぷり入れた。心地よい苦みが口中に広がる。 コーヒーメーカーでさっと入れたいときも多いので、粉のコーヒーを買った。でも全然OK。 札幌の円山の麓に森彦という珈琲店があるそう…

漁師料理かなや

フライセット 千葉県は富津市の漁師料理かなやで昼食。 館山道を一気に南下して、富津金谷で下り、国道127号線を木更津方面へ5分ほど戻った左側にある。 一番混んでいる時間帯だったせいか、行列が出来ていた。左側が食べ放題、右が一般料理の列。私達は…

シャトレーゼ もなどら栗、黒蜜入り

今日購入した商品 引っ越して嬉しかったことの一つは丸善が徒歩圏内ということ、もう一つはシャトレーゼが徒歩圏内ということ。 子どもが大きくなって後はシャトレーゼとも疎遠になっていたが、散歩のついでにプラプラと見ていると、おいしそう! そこでシャ…

バルサの食卓 上橋菜穂子・チーム北海道著 新潮文庫

守り人シリーズを読み終えてしまったので、もうこれしか残っていないと思い、料理本だしなぁと、あまり期待せずに読み始めたのだが、想定外の楽しい本だった。 上橋さんの文章の魅力の一つが、「食べ物がおいしそう!」にあることを改めて認識。 食べること…

35歳の少女

2020年10月~ 日本テレビ系列 脚本 遊川和彦 主演 柴咲コウ 遊川和彦脚本なので、絶対に観ようと決めていた。 もちろん柴咲コウさんも大好きな女優だ。 35歳の少女という設定から、彼女がトリックスターとなり、周囲の人間たちを変えて行くハッピー…

ミレニアム6 ダヴィド・ラーゲルクランツ  訳・久山葉子 ハヤカワミステリ文庫

ミレニアム6 ミレニアムが大好き。リスベットが大好き。一年に一回は全部読み直している。ラーゲルクランツが亡くなったことは、本当に残念だった。でも、続けて書いてくれる人がいて、幸せ。 ただし不満が一つあって、エリカ・ベルジュの影が薄くなってい…

『となりの「愛犬バカ」』 勝俣和悦

となりの「愛犬バカ」 勝俣和悦著 祥伝社新書 2008年刊 様々な「愛犬バカ」の生態が描かれているが、飼い主が本当にバカだと犬は微笑ましさを通り越して悲惨だ。その意味で、自戒の一助となる書である。 中でこの一行がくっと胸に入った。 「ふだんの生…

谷津干潟の鳥が少ない

花霞 歩いて行ける距離に谷津干潟がある。引っ越すときに楽しみにしていたことの一つだ。 実際に歩いてみると、20分程度で到着。思ったより近いという実感だ。手前に谷津バラ園もあり、ついで満開の薔薇を楽しんだ。 薔薇って、やっぱり薔薇で、一つ一つ見…

『ブータンの瘋狂聖 ドゥクパ・クンレー伝』 岩波文庫

隙間時間にちょっと開くのに軽くて薄くて面白そうな文庫を持ち歩いている。その一冊。 表紙に「奔放な振る舞いとユーモアで民衆に仏教の真理を伝えた」とある。15世紀の聖人の話だ。遊行僧で、ブータンやその周辺各地を歩き回ってその土地の美人たちとまぐ…

あなたをけっして見捨てない

築地本願寺カフェ18品目の朝ご飯 朝ゆっくり出来る時間があったので、築地本願寺にお参りするついでに「18品目の朝ご飯」をいただいた。 御粥、緑茶、おつゆ、小皿に載った15のお菜。1800円。 鴨のロースト、つくだ煮などおいしい。御粥とお茶はお…

谷津游路商店街

京成谷津駅から谷津バラ園への道。石畳の小さな商店街だ。 先日、散歩がてらぶらぶらと歩いてみた。 テレビで紹介されていた村上春樹さんゆかりの店(!)蛍明舎に寄ってみる。 外見はティム・バートンの映画に出てきそうな(つまり書き割りのような)洋館で…

『ニューヨークの24時間』 千葉敦子 文春文庫

1990年に第一刷が刊行されたので、現在では当然のコンピュータの使い方などが最先端のこととなっているが、それ以外は今でもけっして古くはなっていない内容である。 私は、この人を敬愛している。 乳がんの手術をし、再発の告知を受け、自分に残された…

三滝行

何年か前、広島の三滝という場所を一人で歩いたときのメモが出て来た。 広島駅発。9時47分発のJR可部線に乗る。 十分足らずで三滝駅。無人駅だった。 川べりのバス停へ行ってみたが、一時間に一本という本数なので歩くことにする。 地蔵堂のバス停までは…

家人がPCR検査を受けた

家人がPCR検査を受けた。 前日夕方、熱っぽく、検温すると37度2分だった。食欲も無い。 家人は後期高齢者であり、糖尿病、高血圧、動脈硬化などの持病があり、腎臓の機能にも問題があると言われている。 夜8時ごろには38度2分まで上がった。 その後眠っ…

ゴキブリ退治顛末記③

もう終息したものと安心していたが、そんな簡単なことではなかった。 昨夜、居間のテーブルの下に奴が現れた。不敵にも、じっとこちらを見ている。 居間方面にブラックキャップを追加。コンバットも混ぜてみた。トイレに乱立していたごきぶりホイホイを一個…

ゴキブリ退治顛末記②

我が家のG達に宣戦布告をし、ゴキブリホイホイとブラックキャップを設置して二日、事態はあっけなく終息した。 G達を全く見かけなくなっている。どちらが効いたのか、両方なのか分からないが、えーっっ、こんなに効くなんて、というくらい、見かけない。 死…

私は、Gメンーゴキブリ退治顛末記①宣戦布告

ここ数か月平和的解決を目指して努力して来た。 茶色の小さいゴキブリが徘徊しているを見かけたときは、テレパシーで、 「あなたたちも生きて行かなければならないのは分かる。生きる権利がないわけではない。命は平等。でもでも、ハウスキーパーという立場…

コロナの時代ー新しい生活様式、定着してほしいもの

「新しい生活様式」と言われているもので、以前から「こうなればいいのに」と思ってたものがいくつかある。 ① 咳エチケット 飲食店や宿泊施設で料理の説明を止めた所が多いと思うが、私は以前から嫌 だった。 だいたいが立って上の方から見下ろして皿の真上…

お腹がすいたときに読む本 『ごはんぐるり』 西加奈子 文春文庫

お腹がすいたときに読む本、だからと言って読んだらお腹がくちくなるわけじゃない。むしろもっともっと「食べたい」感が増して来る、そして食べることがもっと魅力的に感じられる本だ。 作家すごいなあと思う。食レポなんてものじゃなく、食べることの楽しさ…

『好きな人とだけ生きていく』 永松茂久 WAVE出版

心がスッと軽くなり、なおかつ実用的な本だ。 「イヤな人とうまくやる方法」はないし、あったとしても時間と労力がもったいない。 「すべての人と仲良くする」なんて、神様でも仏様でも難しいことにあなたが挑戦する必要があるのか、と筆者は言う。表面を飾…