トマト丸 北へ!

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青のスクールポリス 最終回

青のスクールポリス  火曜夜

           原案 佐々木充郭

           脚本 大石哲也山岡潤平小島聡一郎

 

主演は言わずと知れた藤原竜也。毎週楽しみに観ていた。終わってしまってほんとに残念。

藤原竜也演じるスクールポリス嶋田の後輩三枝役の山田裕貴は『ここは今から倫理です』の倫理の先生だ。文句を言いながらも嶋田のサポートをする役柄もはまっている。いいコンビだ。

最終回の見どころは二つ。

一つは嶋田が生徒たちに恋人香里の思い出を語るシーン。「守ってやるが容赦はしない」嶋田が愛と悲しみを込めて話す言葉が、くっと胸に刺さる。

「人はみな過ちを犯す。だが、取り戻せない過ちはない。お前らならきっとやり直せる。香里はお前らにこれが言いたかったんだ」

嶋田がこの中学校にスクールポリスとして赴任した真の目的は、恋人香里を死へ追いやった犯人を突き止めることや復讐ではなく、その遺志を全うすることだったのだ。

もう一つは手製のピストルを持って暴れる岡部を取り押さえるアクションシーン。殺意を露わにする岡部に対して一切迷いなく立ち向かう嶋田。女生徒の一人翔子が嶋田からもらったライトの光で岡部の目をくらませ、その一瞬の隙をついて嶋田が取り押さえるのだ。

嶋田が香里の幻を見るシーンも良かった。二人ともとてもきれいだった。

しかし真木よう子の浅村先生は相変わらず突っ込みどころ満載だったな。