私だけかもしれないが、夜眠る前やジョギング中、ぼおっとしているときなどにふと嫌なことを思い出す。酷いことを言われたこと、故意に侮辱されたこと、そしてそれに言い返すこともやり返すこともできず悔しいままに終わってしまった自分の不甲斐なさ、などだ。なかなか気を紛らわせることが出来ず苦しむことになる。
そんなとき自分を緩める方法。
これも斎藤一人さんの著作や草薙龍瞬著『反応しない練習』などを読んで考えたやりかた。
1.目を閉じる
何かに反応しそうになったら目を閉じてみるのがいいようだ。だいじなのは自分が今「反応している」と気づくこと。気づかなければ、多くの場合わぁーっと感情の波に持って行かれてしまう。いつかそれは去るけれど、回復するのがたいへん。二次災害を引き起こしてしまうこともある。その前に「あ、怒ってる、わたし」とか「怖がってる」「嫌がってる」と気づく。
人は案外自分の気持に気づかない。忙しかったり、その気持ちがネガティブなものであれば即座に否定して押し殺してしまったりする。抑圧された気持ちは永遠に無くならず、折に触れて頭をもたげ、人を苦しめる。その場で適切に処理するほうがいいようだ。
⑴どんな気持ちか言葉にする。(私は今「怒っている」「むかついている」、など。言葉にするだけでもだいぶ違う。)
⑵相手を理解するよう努める。(そうせざるを得なかった事情がある。何かに駆られて弱い者へ当たってしまったとか。実はその前にひどく嫌なことを私がしてしまっていたのかもしれないとか)
⑶自分を受け入れる。(こんなことがあったけれど、がんばってきた。だいじょうぶ。このことはきっと良いことに変わる。等々自分に言い聞かせる。一人さんの言葉「このことがダイヤモンドに変わります」を私は使わせていただいている。これはほんとに効く。)
⑷「自分十里四方払い」の刑を申し渡す。(江戸時代に「江戸十里四方払」という刑があった。江戸の十里以内に立ち入ってはいけないということ。十里というと約40キロメートルだ。私に近づくな。今なら「接近禁止命令」? これを自分の頭の中で相手にはっきり申し渡す。遠山の金さんになり切る。)
⑸「今度会ったら(そして同じようなことをしたら)ただじゃ置かない」と決意する。(また何も反撃できない可能性もあるが、とにかく決意する。自分のために立ち上がる。)
⑹人生の目的を考える。自分はどうなりたいのか、どうなれば幸せなのか、考える。日頃の思いを確認する。(私の場合は、「元気よく、幸せでいること」だ。)
⑺⑹のために今できることは何か、挙げてみる。
2.目を開く
今できること、気分が良くなることをする。(甘いものを食べる、面白い本を読む、ビデオを見る、掃除、仕事、散歩、などなど。自分のために自分でできることをする。)
これでだいたい心に刺さった棘は抜ける(はず)。