トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

『魔法の習慣』(佐藤伝著)には楽しいヒントがいっぱいあった

GAKKENNの文庫本で読んだ。

書き抜いたところ

p36 いっさい「戦わない」

 実際には私の場合「戦えない」「戦っても負けてすごすごと引き下がる」のだが、表現の仕方をこれに替えようと思う。わたしはいっさい戦わない。弱虫なのではなく、ポリシー。

 世の中には下らない戦いがあふれている。たとえばスーパーの狭い通路で向こうからカートを押したおばさんが来た場合。どちらが避けるか? 今まで私はいつの間にか自分が譲っていて、譲るのはかまわないのだが、後で「負けた感」があった。向こうがちょっと会釈したりしてくれれば気持ちがいいのだが、何を勘違いしているのか知らないがこっちを一顧だにせずまるで女王のように偉そうに真中を通って行く人がいると損した気がする。

 でもこの言葉で大抵のことは解決できそうだ。「わたしは、いっさい戦わない」。

 自分のことに集中するんだ。

p43 かかわらない

 前項と重複するが、やばそうな人、めんどうくさい人とは「かかわらない」に限る。

 常識に外れた人を非難してみても、そもそも常識がないのだから通じるはずもない。下手すれば、クラクションを鳴らしたら前の車のドアが開いて拳銃を持った人が降りてくる、なんてこともあるのだ。年食ってみて分かることは、「なんとなくおかしい人」はたいていおかしい。

p49 できるだけ「地球にくっついて」力をもらう

 人はエネルギーを補給する必要がある。他人からもらおうとしてもなかなかむつかしい。エネルギー泥棒にならないためにはこっちから回す必要があるし。

 自然からエネルギーをもらう方法として「地球にできるだけくっつく」という方法、なるほど! この表現、いいな。本には裸足になって歩くと書かれていたけれど、ちょっとハードルが高いかも。

 戸外に出て歩く、木に触れる、温泉に入る、などはどうだろうか。それと海に行ったら裸足になって砂浜を歩こうと思う。

p80 「深くて長い呼吸」をする

 腹式呼吸などではなく(説明通りにやろうとすると私の場合なぜか呼吸困難になってしまう)、「がまんの限界まで息を止める」という方法。「肺の空気の総入れ替え」だそうだ。これならできそう。

 一日一回やろう。

 やってみた。……空気ってありがたい!

p82 昼寝をする

 ヒロユキ方式で、いつでもどこでもショートナップと決めた。睡眠不足はだめだ。

 耳栓とアイマスク必携。

 学生でも会社員でもない幸せ(^^♪

p102 チョコレートを忘れずに

 「デートに」とあるが、友達でも自分とデートでもいいかも。

 以前バスツアーで隣になった人から美味しいお菓子を頂いてぱっと親しくなれたことがある。身元を詮索されたりすると引くが、そのお菓子のエピソードなどから話が広がった。キャンディやボンボンでも。

p110 「いい水」をこまめに飲む

 水へのこだわりを持つ。

 気に入りの水を見つける。

p128 「スモールプレゼント」をする

 これは自分の幸せ、自分のいいことをシェアするという発想だ。

 すてきな物を見つけたら二つ買っておいて誰かにあげる。臨時収入があったら、誰かにおごる。ケーキ一個でもいいよね。幸せのおすそわけ感覚。

 私も幸運を見つけたら誰かとシェアしようと思う。それこそが幸せって気がする。