原作はメリメ。
ビゼーが歌劇にしたことで原作もヒットしたそうだ。すこし内容も変えられているということだ。
心をかき立てられる旋律。懐かしくもある調べ。子ども時代に与えられた名曲全集のレコードの中でもチゴイネルワイゼンと並んで好きな曲だった。「ハバネラ」の旋律とか、すごく好き。
でも、全曲通して聴いたことはなかった。
正月休みに聴いてみた。合間に箱根駅伝を見たりしながらではあったが、聴きとおして満足である。
この歌劇の初演は1875年3月3日なのだが、その他にもこの曲にまつわって「3」という数字が次々に現れることが書かれていた。偶然と言うにはあまりにも不思議。
この本を読むまで作曲家は一種の高等遊民であるように思っていたが、貧困、不遇にあえいだり、数奇な運命をたどったり、この人たちの人生もまた色々なのだとわかった。ミューズの神に愛されることには払わなければならない代償もあるのだ。
ビゼーの「3」にも、ドラマチックなものを感じる。
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