トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

テレビの嫌なところ

テレビで嫌だった、今までのワースト5。 ⑴教育番組のドラマのある場面の女子中学生のセリフ 自信のない男の子をできる生徒会長の女の子がアシストして男の子は成長した。男の子は生徒会長に立候補し、当選する。そのときの女の子のセリフ。 「あなたこそ生…

楽しい時間

久しぶりに丸善へ行って、本を7冊買って、ファミレスへ寄って。買ってきた本を横に積んでビールを飲みながらちょこっとずつ読んでいく。これがめっちゃ楽しい、私の「小確幸」(村上主義者用語)の時間。 今日買ったのは吉本ばななの新作『ミトンとふびん』…

瀧島未香『タキミカ体操』 サンマーク出版

この本を開いてまず気に入ったのが製本。「中綴じ」と言うのだろうか、見開きにするとぺたんと平らになる。体操の図解が見やすく、横に置いて見ながら体を動かすのに便利だ。こういうところに作り手の心遣いが表れていると思う。 買ったのは、表紙のタキミカ…

エリック・ヘミングソン『減量の正解』 下倉亮一(訳)

原題は ”THE END OF DIETING” 。 私の「最後のダイエット」のテキストである。 ほんとに体重が減らない。年を取ったせいもあると思う。今までは10㎏くらいすぐに減っていた。そしてまた太る。「風船みたいに膨らんだりしぼんだりするね」と言われたものだ。…

一般女性は転んでも立ち上がって人生を歩き続けるーSATCキャリーの魅力

朝食はキャリーたちと一緒だ。U-NEXTで"Sex and the City"を観ながら食べてる。だいたい一本観るけれど、途中まででもかまわない。彼女たちの生き方、ファッション、表情、それぞれの個性が大好きだから「上がる」。ちょっとだけ英語の聞き取りの練習になる…

楽しむが勝ちだ

趣味のサークルのP氏がやめるみたいだ。 サークルの通信を送ってきた封筒にその人の手紙のコピーが入っていた。 止めるというのは淋しいので引き止めたいところだが、当方も無期限休業状態なので、他人を慰留している場合ではないのだ。 彼の文章を読み、「…

生意気な女は

私は生意気だ。中学生のときからずっとそう言われてきた。 優等生タイプの女の子が多く、男の子の気にさわるようなことなど言わない賢い(そして可愛い)女の子が多い中で、ブスではっきりものを言う私は嫌われたりいじめられたりした。そういう女の子は、同…

柳美里『飼う人』 文春文庫

「生き物を飼うことは『祈り』に似ている」という帯の文に惹かれて買った本。 解説の岡ノ谷教授は「飼うことは自分を見つめることである」と書かれている。 寝る前に読む本がなくて一回読んで積んであったのを手に取って見ているうちに、ふと思ったのは、実…

森知子『カミーノ!』 幻冬舎文庫

「女ひとりスペイン巡礼、900キロ徒歩の旅」 サンティアゴ巡礼、いつか行くつもりでいる。四国のお遍路も途中までで終わってしまったが、ぜったいに再挑戦、完歩する。 巡礼の本をよく手に取るのだが、あまりおもしろくない。細かいことを書きすぎていた…

1月のまとめ

本 23冊 ブログUP 16 〇なんやかやで、1日に9枚まで書けるようになった。(目標 10枚) 〇3つの岩を先に入れると良いとわかった。 これは、ひろゆき氏の本で読んだやりかた。3つとは書かれていないが、壺に岩、 砂利、砂を入れるとき、砂、砂利、岩の順…

東野圭吾『時生』 講談社文庫

「 自分には重大な任務が残っていたことを思い出した。 ~中略~ これを忘れてはならない。最も大事なことだ。これを伝えなくては、彼の新たな旅 は始まらないー。 宮本は声をかぎりに叫んだ。 『トキオっ、花やしきで待ってるぞ』」 物語の結びのこの文章が…

『高慢と偏見』ななめ読み

『高慢と偏見』ジェーン・オースティン 岩波文庫 ベネット家の母の人生の目標は5人の娘たちにいい結婚をさせること。 この小説の中で3人が結婚。一人はベネット氏の好意は得ているがやや難ありのとても人間らしい男。5人の娘たちの中で最も美しい長女ジェ…

『野上弥生子短編集』 岩波文庫

1885年生まれの小説家。『真知子』『秀吉と利休』など。 解説に漱石に作品をみてもらったことが書いてあった。漱石って教師をしていたからか、人を育てることが好きだったのかなと思う。近所の少年に英語を教えてくれと頼まれてちょっと教えてあげるエピ…

柳美里『JR品川駅高輪口』 河出文庫

「あなたは 死にたい人?」 SNSで知り合う自殺志願者たち。その小さな人の輪は首括りの縄に似ている。 家庭にも学校にも居場所の無い少女が、ゆるやかに締まっていくその輪の中で自分をみつめている。 「うざい」とか「アホちゃうか」とか冷たいことばも混ざ…

おならはOK?

「セックスアンドザシティ」でキャリーがビッグと居るときにおならをしてしまうシーンがある。キャリーは狼狽し、ビッグは笑う。 その数日後またやってしまう。「もう女としての緊張感がなくなってしまった」とキャリーは嘆く。しかし「いつまでもうじうじし…

「あきらめる」の考察

山崎ナオコーラさんが「あきらめる」という言葉が好きだと書いておられた。 私はあきらめるのが嫌いだ。変に意地っ張りなところがある。損切ができない。 ナオコーラさんはなぜ「あきらめれる」という言葉が好きなのかなと考えて、私なりに納得したのでそれ…

山崎ナオコーラ『文豪お墓まいり記』 文春文庫

ナオコーラさんが日本の近代文学の巨匠たちの墓参りをするという、ショートトリップエッセイ。都内や関東近郊のお墓が多いので、行ってみようかなという気にもなる。 文学案内だがガイドブックではなく、ナオコーラさんの身辺の話が適度にちりばめられている…

トンイ

脚本 キム・イヨン 監督 イ・ビョンホン 今、朝食時は「セックスアンドザシティ」、夕食時は「トンイ」を観ている。キャリーたちと朝食、トンイと夕食。まるで家族のようだ。U-NEXT、けっこういい。 今全60話のうち40話くらいまでトンイを観ている。以前…

柳美里『JR上野駅公園口』 河出文庫

後書きがすごく参考になった。天皇制とホームレスの対比にまで私は考えが及ばなかった。 P55 光は照らすのではない。照らすものを見つけるだけだ。そして、自分が光に見つけられることはない。ずっと、暗闇のままだ。 ホームレスになっている人には東北から…

チェーホフ『ワーニャ伯父さん・三人姉妹』 光文社古典新訳文庫

「ワーニャ伯父さん」 大学教授の義理の兄(妹の夫)のために領地を管理してせっせと仕送りしてきたワーニャ伯父さん。教授の娘(つまりワーニャ伯父さんの姪)と共に教授に尽くす半生だった。 ワーニャ伯父さんの妹は亡くなり、教授は再婚した若いエレーナ…

山崎ナオコーラ『かわいい夫』 夏葉社

山崎ナオコーラと柳美里との出会いは私の「2021年の出会い」ベストテンに入る。 その山崎ナオコーラ著で装画が(あの懐かしい)みつはしちかこ というエッセイ集。 この作家は読者との距離の取り方が絶妙だ。ポーズが素敵、と言ってもいいかもしれない。文体…

泉鏡花『夜叉が池・天守物語』 岩波文庫

泉鏡花の戯曲。 「夜叉が池」 人里離れた山中で寄り添うように暮らす百合と晃。寺はとうの昔に焼失しているが今も残っている鐘楼があり、その鐘を朝夕晩の三度つくことをなりわいとしている。それは村を水害から守る竜神との約束のためだった。鐘をつかない…

マン『トニオ・クレーガー』浅井晶子訳 光文社古典新訳文庫

この小説を知ったのは、北杜夫さんの青春の書としてだった。そのとき「トニオ・クレーゲル」となっていたので、クレーガーとあるのがどうもしっくり来ない。翻訳だとどうしてもこういうことになる。『赤毛のアン』も、私のアンは昔の村岡花子さんの訳であっ…

和田秀樹『70歳が老化の分かれ道』詩想社新書

60歳以上はひとからげになってる本が多い中で「70歳」という年齢に着目して述べられているところが斬新な気がした。 今は老後が長いし、老年の間での格差も大きい。デビ夫人のような女性がいる反面私のように年相応、順調に老いの坂を下っている人も存在…

志賀直哉『万暦赤絵』 岩波文庫

自選による23篇の短編集。 久々の志賀直哉だ。卒論に書こうと思って全集を買ったくらい、一時は好きだった。 ほとんど読んでいるはずなのだが、ほとんど思い出せない。どこに惹かれたのかも今となっては定かではない。半世紀近く経っている。もう初めて読…

2021年12月のまとめ

本 18冊 ビデオ 8本 ブログ 9記事 応募 3 山手線WALK 1(御茶ノ水駅から) 体重 -1kg 気づき 自分を信じる、社会を信じる 確定的なものはこの世に1つもないという信念があって、自分や世界を信じないことがポリシーだった。年末のある日、突然…

夏井いつき『赤ペン 俳句教室』 朝日出版社

俳句の20冊の2冊目。 また夏井先生の本を読む。弟子でもないのに先生呼ばわりはおかしいかもしれないが、「著者」と書くのも違う気がするので。 P28 俳句の宿命は類想類句との闘い 前の本でも書いたけれど、意識してこれをやっていなかったなんて、ほんと…

夏井いつき『世界一わかりやすい 俳句の授業』PHP

行き詰まりかけている私の俳句人生を再スタートするために、困ったときは関連の本を20冊読むというポリシーに従って読み始めた俳句本20冊の1冊目。 「はじめに」にこうあった。 P3 俳句には、人を救う力がある。 起こってしまったことは仕方ない。転ん…

神田まつや天もり

久々の神田。まつやに直行だ。 丸の内線淡路町A1出口を出て右手に歩道橋を見たとき、こっちだなと直感した。方向音痴のアタシが忘れていた道を間違いなくたどり着く、そんな店である。 三十人くらいの行列。最後尾について10分後くらいに熟年女性の2人連…

期間限定「ひとり暮らし」で時間と向き合う暮らし

つれあいが一週間ほど留守。うれしい。 入院しているのだが、入院がうれしいわけではなく、一週間限定ではあるが、まったく一人になれたことがすごくうれしいのだ。コロナのせいもあり、実に何年かぶり。 朝起きて居間の暖房をかけて温めたり、コーヒーを淹…