トマト丸 北へ!

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ひとりさんテープからの学び「すぐに上機嫌 いつも上機嫌 ずっと上機嫌」

「上機嫌の時間を長くする」ことがだいじ。

嫌なことはなくならない。いかに早く立ち直って上機嫌になるかが勝負だ。

①その意味を考える。嫌な出来事は魂の向上のための学びのお題。学べば消える。学ばなければその後も何度も同じ課題が現れる。

 「嫌なこと」は困ったことではなく学ぶためのお題。明るく解決する。瞬時に思いを変える。

②周囲は関係ない。不機嫌は悪。上機嫌の良い人が悪に引っ張られてはいけない。不機嫌な人は勝手に不機嫌になっている。勝手に不機嫌になっていてもらう。自分は自分で勝手に上機嫌でいる。

③他人の機嫌を取らない。他人の機嫌を取ることが不幸の始まり。他人を機嫌を取らずに自分の機嫌を取る。

 私が理解したのは上記のようなことだ。

 ひとりさんの言葉はいつもしっくり胸に入ってくる。気持ちを明るくしてくれる。

 「他人の機嫌を取らない」のはだいじなことだと思う。「他人の機嫌を取る」人生だったかもしれない。徹底出来るわけもなくいつか行動や言葉に本音が駄々洩れして嫌われる、という。はじめ上辺を飾っておいて途中から本音が出てしまうのはいちばんあかんやつ。

 「他人の機嫌を取らない」=気分がふっと軽くなる言葉だ。機嫌を取ろうと小細工を繰り出さなくても、自分が自分の機嫌を取って上機嫌であれば自然と他人にもやさしくできる。自分の機嫌の良さ、幸福感から自然に出て来た心遣いは他人を不快にさせない。

 機嫌を悪くしていると悪霊が集まってくる、とも言われた。

 これは、わかりやすい。すぐに情景が浮かぶ。私はよく昔イジワルされたことなんかを思い出して落ち込む。反撃すらできなかったやられっぱなしの自分が情けなく自己嫌悪。そういう意地悪な行いは必ずそれをした人に返っていくんだ、とか考えて自分を慰めようとしたり。心がめちゃめちゃ沈み込む。

 悪霊が集まるって、すごく視覚的に入ってくる言葉だけれど、悪いエネルギーが加速度的に高まってしまうということだと思う。

 べつのところでひとりさんが「イジワルされて自分の波動を下げると、イジワルをした人ではなく波動を下げた自分に悪いことが起こる」と言われていたのも同じことだと思う。わざと意地悪をするような人は、反省したりしないし、たぶん人を傷つけたことにも気が付かない。ほぼ確実にもう忘れている。

 それなのに何度も反芻して自分の機嫌を悪くするなんて。

 「上機嫌の時間を長く保つのはとても難しい」。ほんとうに難しいと思う。

 いいことがあって、うれしいうれしいとなっても、ちょっとしたことですぐに「不幸に」感じてしまう。長続きしないのだ。

 いつもにこにこしている人はすごい努力をしているのだと思う。けっこうたいへんかも。振り回されるのには努力が要らない。

 でも現象に振り回されていちいち不機嫌になっていては幸せになれない。ジェットコースターみたいになってると。私はほおっておくと不機嫌になったり気持ちが果てしなく沈んでいったりするのだ。

 ここは自分軸を立てて、上機嫌でいると決めよう。

 私の場合、まず自分が不機嫌だと気づくところから始めなければならない。「私って駄目」が口癖になっていては上機嫌ではいられない。自分虐めも機嫌を悪くする素だ。中々止められない私の悪癖のひとつだ。自己満足はカッコ悪いという思いがある。一種の美学のような気になっているところもある。それは良くないのだ。気づいたらすぐに自分を楽しくすることを考える。どんな小さなことでもできることをやってみる。そこからだ。

 星の珈琲のスフレドリアを食べることからでもいい。うまい蕎麦を食べることでも。スタバの珈琲を飲む、街中華で餃子とビール、ナポレオンパイとクスミティー、なんかも。太りそうだけど。