トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

私はJKI「じいさん・ばあさん活性化委員長」就任の辞

要介護とまではいかないが病身で日常生活がかつかつになりつつあるつれあいとの暮らしがだんだんと辛くなってきた。つれあいは基本的に元気がなく、私でさえたまに気が滅入る。犬を亡くしてからは二人して笑うことも少なくなってきた。

あくまでもゆるやかな老化ではあるのだが、本人はやはりつらい。今まで心身ともに人並み以上に元気だという自信があっただけによけいに落ち込むのだろう。私も老境に入って久しいので、受け入れられない気持ちはわかる。

しかし同情して二人で暗くなっていても何もいいことはない。自分が暗く沈みこまず、本人にもできるだけ活性化してもらいたい。そのために「じいさんばあさん活性化委員会」を立ち上げることにした。委員は委員長であるところの私約一名。

その会則は、

①じいさん・ばあさんは元気なものとしてこれらを扱う。

 金輪際同情しない。常に「元気だね!」「すごい!」「パーフェクト」と言う。もちろん自分にも。病気は無視する。(ある程度年を取ると「治る」ことは無い。せいぜいが「ゆるい下り坂」なのだ。それを医者の態度からなんとなく察してしまう情けなさ!)

②自分ファースト

 我慢と言うものはいっさいしない。嫌な時はすぐ離れる。したいことは即実行する。じいさんにも、思う存分わがままにしてもらう。(おたがい老い先短いのだ。)

③争わない。(じいさんと争っても無駄だ。何もいいことはない。)何事も言うとおりにして忘れたころ自分仕様にしておく。

活動

①家の中の物を捨ててすっきりと暮らす。これはうつ病予防と運気を良くする対策だ。(『ぼけの壁』和田秀樹著、および斎藤一人さんのユーチューブ参照のこと)

②「そうね」「わかる(ような気がする)」を口癖にする。(同上参照)

③光と風に当てる。出来れば連れ出す。出来ない時はカーテン、窓を開けて光と風を入れる。

④脳内の渚に立ち、大声で叫ぶ。(セリフは「この、くそじじい!」)

お楽しみボーナス!

①遠出 一日一回につき一万円 半日だと五千円

 外食 千円

 通院の付き添い 三千円

②委員長手当 ひと月一万円

この収入(?)で本を買い、おしゃれをし、日本経済の復興に協力するのだ。