トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

無駄だった貞子対策

義理はあるが大嫌いな人から「相談がある」と呼び出された。かなり遠くの街まで行った。

行きの電車の中で考えた。

どう対応するべきか。どうしたら傷つかず、嫌な気持ちにもならず、スマートに対応できるのか。

「相談」という名目で私の時間とエネルギーを奪おうとしているのではという疑いもある。

 申し訳ないが常々心中で「貞子」と呼んでいる人だ。悪気はなく、どうしても人に仇なすことがやめられない性格。

対策

⑴同情しない。

⑵ニコポン 思ったことをニコニコぽんぽん言う。これは自分の精神衛生のため。

⑶理解する 理解に努める。賛同は(たぶん)できなくても分かってあげる。

⑷祈る 神様に自分と相手の無事をお願いする。

    「生きとし生きるものが幸せでありますように」と祈る。(この人に対しては

   人類愛を持つことも難しい。すべての生き物の幸せの一環として幸せを祈る。)

⑸上機嫌を崩さない 嫌な奴に負けちゃいけない。こんな人に私の人生を台無しには

   させない。

⑹楽しい話題をいくつか用意する どんないい話もすぐに嫌なことへ転換する才能のあ

   る人なので無難なところで 天気の話、スタバのイケメン、江戸のイケメン、な

   ど。

 

結果 わざわざ6時間くらいかけて行ったのに、まさかのドタキャンだった。

   所属しているサークルの活動日だった、人数が少ないから出ないと悪いからと。

 

内心ほっとしている自分に気づいた。私はほんとうに会いたくなかったのだ。どうして

連絡してきたのかは不明だが、これほど私が嫌ってことは相手もきっと嫌っている。言いなりになって会おうとしたのが間違いだった。関わらない、がこの人への唯一の適切な対応なのだ。

帰りはグリーン車を奮発して駅弁を買い、ビールを飲みながら帰った。