トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

『OKUDAIRA BASE』は私のバイブルになりそうです

 

 手に取るだけで楽しい本でもある。この本も松浦弥太郎さんの本と同じくイモトアヤコさん推薦の本だ。イモトアヤコさん推薦は鉄板。

旅するような生活の仕方だ。松浦弥太郎さん風に言うと、この人の場合、家が行きつけなのだ。毎日自分ちに通って、自分で作った食事を楽しむ。まったりとした時間を過ごす。

世の中には、けっこう楽しいことでもつまらなくしちゃう人がいる一方、彼のように、普通の生活を丁寧に味わってすてきにしちゃう人もいるのだ。

共感する、我が意を得たりという項目。

①起きる時間より睡眠時間を守る

 「寝る時間が遅くなったときは、その分起きる時間を遅くする」。宮仕えだと出来ないけれど、私もこれは、出来る。シンプルでいい。睡眠時間を削ってもダメな人だし。

②10分以内で出来る家事を取り入れる

 家事はキリが無い。どの作業もいくらやっても終わらないし、1つ終わらせても無限に後が控えている。やればやるほど精神衛生上良くないものだ。そして溜めると大変になる。少しずつちょこちょこやっておくのがうまく回すコツだ。5分とか10分とか、時間を制限しておくとフラストレーションが溜まらない。

③植物のある生活

 残り野菜を水栽培するだけでも心和む。

④自分はチームで仕事することには向いていない。思考停止してしまう。

 この人は若いのに自分を知ってるし、肯定してる。なんてしっかりしてるんだ! そして「向いてない」ことは欠点ではないのだと私を安心させてくれた。

自分の生活に取り入れようと決めたこと

⑴物選びはライフデザイン

 自分で選んだお椀を「持つたびにきれいだなあと思う」という。「ほぼ毎日使うものだからできるだけいいものを」という精神。私はずいぶんがさつに物を買い、がさつに生きてきたのだと思う。この生活を変えようと思った。

⑵自分や世間が当たり前と思っているものの見方を変える

 世間に合わせようとして合わせられず苦しんできたの、無駄だったかも。心配しなくても良かったのに。自分の観方を変えたり、世間と違う自分のルールを作ったりすることはビビることではあるけれど、恐れていても安全なわけではないし、それでは何も造れないのだと思う。

⑶ひとりキャンプ、ベランダおやつ

 ひとりでお茶する。ベランダや公園でひとりピクニック。楽しそうだ。

⑷「なんとなく」で作らない。

 「ひとつひとつに意味を持たせること」「無駄を省くこと」。物を作るときに大切なことだと思った。私は「なんとなく」生活し、なんとなく生きてきたのだと思う。だから俳句も「なんとなく」やってるんだな。

⑸客人を手料理でもてなす

 これ、ぜったいやろうと思っている。子供たちとも良い時間が持てるかも。

⑹いつだって15万円で生きて行ける。いつか海外で暮らしてみたい。

 この2つは私の指針になりそう。15万円で暮らせるかは分からないけれど、自分はお金をかけなくても楽しめると確信している。それと、いつか違うカルチャーの場所で生活したい。今すぐには出来ないけれど、準備は、出来る。すぐ始めよう。