トマト丸 北へ!

本と映画、日々の雑感、そしてすべての気の弱い人たちへのエールを

2021-01-01から1年間の記事一覧

斎藤一人『我慢しない生き方』の3つのポイント

斎藤一人 我慢しない生き方 作者:斎藤一人,舛岡はなゑ ぴあ Amazon ①「楽しいことをやろう」でエネルギをためる 好きなことをすればエネルギーのレベルが上がる。これは実感している。逆に言うと、嫌なことを我慢しているとエネルギーのレベルが下がってくる…

みうらじゅん著『「ない仕事」の作り方』は、めっちゃ楽しい人生を作る本

「ない仕事」の作り方 (文春文庫) 作者:みうら じゅん 文藝春秋 Amazon p3 すべては「マイブーム」から始まる この「マイブーム」というのは、「まだ区分けされていないものに目をつけて、ひとひねりして、新しい名前をつけて、いろいろ仕掛けて、世の中に届…

オリンピックが(やっと)終わった

なんか、私にはやなことばかりのオリンピックだった。 開会前のごたごた。日本の抱えている問題が次々と明るみに出たように思う。 隠ぺいされなかっただけでもいいのかもしれないとも思うが、差別の問題、権力の横暴、無策、などこれから何か改善されるのか…

宮部みゆき『ぼんくら』は「サイダーハウス・ルール」の世界

ぼんくら(上) (講談社文庫) 作者:宮部 みゆき 講談社 Amazon ぼんくら(下) (講談社文庫) 作者:宮部 みゆき 講談社 Amazon 読み始めてすぐ、ジョン・アーヴィング原作の映画「サイダーハウス・ルール」を思い出した。 1999年のアメリカ映画だ。孤児院でラーチ…

土屋賢二『不要不急の男』は一冊で、二度とは言わず三度四度おいしい

不要不急の男 (文春文庫) 作者:土屋 賢二 文藝春秋 Amazon 土屋先生が老人ホームに入られた。土屋先生がマンション暮らし。なんだかショックだった。お年は知らないが、なんとなく親戚のおじさんみたいな親近感を勝手に抱いていたのだ。 でもお元気で快適に…

宮部みゆき『ICOー霧の城』上・下は読む3D

ICO-霧の城-(上) (講談社文庫) 作者:宮部 みゆき 講談社 Amazon ICO-霧の城-(下) (講談社文庫) 作者:宮部 みゆき 講談社 Amazon トクサ村には何十年かに一度頭に角の生えた子供が生まれる。その子はニエとして「霧の城」へ送られる。それを否めば村に恐ろし…

宮部みゆき『誰か somebody』の桃子が好き

誰か―Somebody (文春文庫) 作者:みゆき, 宮部 文藝春秋 Amazon この杉村三郎シリーズを私は最新刊『昨日がなければ明日もない』から読み始めてしまった。宮部みゆきは刊行数が半端ないので、私にはその全貌が把握できないのだ。それで、書店で目についた本を…

すべてがやわらかい「ヒルス ハワイコナブレンド」

イオンの棚でこれを見たとき、何か懐かしい気がした。 HILLSのロゴの左側で黄色い長衣を着てコーヒーを飲んでいるおっちゃんに見覚えがある。幼い日の、祖父の家の土間に漂っていた香りを思い出した。 祖父が飲んでいたのとは違うが、ハワイコナブレンドを購…

ひろゆき『無敵の独学術』から工夫がだいじだと

無敵の独学術 作者:ひろゆき 宝島社 Amazon 3つのことを学んだ。 ①ゴールをはっきりさせる 独学は何かしたいことがあってからの学びだ。なんとなくこれやっとこうか、では計がゆかないし、どこへも行きつけない。 勉強が好き、というより勉強している(格好…

TV東京ドラマ「シェフは名探偵」西島秀俊主演が終わってしまった😢

ビストロ「パ・マル」のシェフ三舟は半径5メール(推定)の謎を解く名探偵だ。 このドラマの舞台は「パ・マル」の店内とその表の通りまでが範囲でその外に出ることはない。人物も店のスタッフ4人と若きオーナー、店を訪れる客などだけで外の世界は描かれる…

宮部みゆき『人質カノン』

人質カノン (文春文庫) 作者:宮部 みゆき 文藝春秋 Amazon おもしろいだけでなく、別の人生を体験したような気分になれる7つの短編。 表題作「人質カノン」 「そうか、コンビニ友達なんだな、あたしたち」 深夜のコンビニで顔見知りになった高校生。強盗に…

『最高のオバハンー中島ハルコの恋愛相談室』はからっと晴れた青空のよう

最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室 (文春文庫) 作者:真理子, 林 文藝春秋 Amazon 10話からなり、十個の「相談」が書かれているがどれも痛快なアドバイスだ。中島ハルコはべたべたと同情したり、「その人の身になって考え」たり気持ちに寄り添ったりし…

自分を好きでないといじめる人が寄ってくるという話

ヤマボウシの実 シスターからメールが来た。「○○子様のお忙しいところお邪魔して申し訳ございませんでした」。怒りを感じた。 出先で電話を受けたのに長話が始まって用件が済まないから切らせてもらったらこの返事。「今取り込んでるから」といくら言っても…

ガンガン書きたいわたしの最高の相棒シャープペンシルは GRAPHGEAR 1000 Pentel

ぺんてる シャープペンシル グラフギア1000 0.3/0.4/0.5/0.7/0.9 PG1013/1014/1015/1017/1019 5本組み ぺんてる Amazon 活字中毒で本をいつも側に置いている私。書く方も中毒で筆記用具を携帯してないと情緒不安定になってしまう。文庫本、付箋、小さいノー…

『とり残されて』宮部みゆき

とり残されて (文春文庫) 作者:宮部 みゆき 文藝春秋 Amazon 北上次郎の「解説」がとても良かった。宮部みゆきの本って、私の好きな人がよく解説を書いている。すごい豪華メンバーの解説ばかりなのだ。 北上次郎は7つある作品のうち最後の「たった一人」を…

『ステップファザー・ステップ』で宮部みゆきに夢中継続中

ステップファザー・ステップ 新装版 (講談社文庫) 作者:宮部 みゆき 講談社 Amazon 両親がそろって、それぞれ別の相手と駆け落ちしてしまった双子の 直と哲。 これって、でも子供にとっては楽しみな境遇かも知れない。中学生になれば親なんかもうそれほど必…

ドラマ『コールドゲーム』最終回 「なんとしても生き抜こう」に共感

小松江里子オリジナル脚本の「コールドゲーム」が終わり、「なんとしても生き抜こう」というメッセージが心に強く残った。めっちゃおもしろかったな。 隕石の衝突により地球に氷河期が訪れた。-45度の世界。ドラマの舞台は第七支部と呼ばれる小学校。そこ…

宮部みゆき『幻色江戸ごよみ』 くっきりと青い江戸の空が見えた

幻色江戸ごよみ (新潮文庫) 作者:みゆき, 宮部 新潮社 Amazon 江戸を舞台にした12の短編が集められている。いずれも市井の片隅に生きるつましい庶民の物語だ。 これを読んで、人は皆「死にたくない、生きたい」と願っているのだと思った。生き延びるために…

『スナーク狩り』宮部みゆき著の範子は稀代の悪人

スナーク狩り (光文社文庫プレミアム) 作者:宮部 みゆき 光文社 Amazon 題名に魅かれてずっと読みたいと思って楽しみにしていた作品。おもしろくておもしろくてグングン読み進む。解説の池上さんが書かれていたけれど、ほんとに映像がまざまざと浮かんでくる…

東京オリンピック2020開会式の感想

新型コロナ感染症の世界的流行とその状況下でのオリンピック開催という歴史的なトピックの、自分も一人の証人だということで、感想を書き留めておこうと思う。 まず観るつもりはなかったのに連れ合いがテレビをつけていたので所どころではあるがリアルタイム…

『最低で最高の本屋』松浦弥太郎著を読む

最低で最高の本屋 (集英社文庫) 作者:松浦 弥太郎 集英社 Amazon 松浦弥太郎さんの本は、定期的に読みたくなる。けっこうきびしいことが書いてあるので避けたい本でもあるけれど時々自分の気持を引き締めたくなると買って読む。どれにするか決め手は目次。目…

ニフティフォーラムの思い出など

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 数十年前初めてパソコンを買ったとき、ドキドキものだった。いくら下調べをしても何が何だかわからない。すごく、怖かった。 何か月も迷っている私を見かねて中学生だった子どもが「始めてみなけりゃ…

「精霊の守り人」第一回「女用心棒バルサ」のカッコよさにしびれる

綾瀬はるかが大好きなのです。 彼女の出演作の中でイチ押しなのが、この「精霊の守り人」のヒロインであるバルサだ。殺陣のカッコよさ、愁いを帯びた表情、愛しさあふれる笑み。凄惨な戦いの人生を歩んでいるにも関わらず、父とジグロに愛されて育ったことに…

小山田さん問題の経過を見ていると「業界人」が怖くなる

太田光さんの「弁明」をヤフーニュースで読んだ。 ああいう酷い記事が表に出たこと、それに対して当時批判の声も上がらなかったという社会状況も考えなくてはという説明だと思う。私が思ったのとは違っていた。 理屈はわかるけれど、それなら、その社会状況…

若武者「尾上右近」さんの「林先生の初耳学」インタビュー、良かった!

日曜日の「林先生の初耳学」での尾上右近さんのインタビュー、良かった。 こんなにまっすぐにまじめなんだと心打たれた。 五人の恩人とのかかわりを軸にたどってきた道のりを振り返る。それぞれがスターでありながら彼を大切に育ててきた人たち。歌舞伎界っ…

映画「最高の人生のはじめ方」ー邦題以外はお気に入り

最高の人生のはじめ方 [DVD] モーガン・フリーマン Amazon 「最高の人生~」ではじまる映画がほかにもあるので、ちょっと、と思ってしまう。 原題は、“the magic of belle isle” これって、「島の美女の魔法」? シャーロットのこと? い…

ハイドロキノンのチューブ一本使い切った

ハイロキノンアバンタイムトーンショットクリーム 5月14日に使い始めて、ほぼ2カ月で使い切った。 紫外線が良くないというので、使用は夜の洗顔後のみ。どこかで蛍光灯の光にも紫外線が含まれると聞いたし、朝目覚める前に太陽の光を浴びてしまうわけだ…

16日金曜夜「松本人志の酒のつまみになる話」よかった

好きな曲の好きなフレーズの話。 松本さんは、中島みゆきの「ファイト!」を挙げていて、私も好きなのでうれし。 「ファイト! 闘う君の歌を 闘わない奴らが笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながら上ってゆけ」。時々心の中にこの歌が流れる。鼻…

思い出の寿司屋と現在お寿司よりガリが好きなこと

今週のお題「寿司」 大好きなお寿司。子どものころ実家では「ばら寿司」か「巻き寿司」がお寿司だった。 今でも「ばら寿司」が大好きだ。「五目ちらしの素」などを愛用している。 ミツカン 五目ちらし 230g×5個 ミツカン Amazon 握りずしを初めて食べたのは…

うるささにイラ立つときは対象を自然現象だと思おう

待合室 待合室にいるとき、周囲が限度を越えて騒がしいと不愉快になる。第一に移動できない。順番が来て呼ばれたときそこにいないといけないのが待合室だ。また私はたいてい本を読むので、あまり騒がしいと集中できなくなる。 気持を本に集中しようとするが…